函館市南茅部にある大船温泉。
上の湯として『ひろめ荘』が有名ですが、大船温泉にはもう一つ!
現在は個人所有となっている
【下の湯】が存在します。
〝温泉〟が大好きな人のために、私たちが大好きな下の湯の紹介をしたく思い、許可をいただいてきました。
不定休
利用可能時間 8:00〜21:00
利用料金 300円(清掃協力金)
ネット検索をすると、Facebookが公式となりますが、道外の息子さんが作成されたものであり、メールなどの問い合わせには対応していません。あくまでも個人所有の温泉ですのでご理解ください。
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ここは個人所有の温泉ですが、
素晴らしい温泉を愉しんでもらいたいという想いから一般にも開放をしていて、立ち寄りで利用させていただくことができます。
ありがたいです!
ひとつ注意として
お風呂に入ることはできますが、
敷地内の散策は禁じられています。
⚠️源泉への立入禁止⚠️
源泉温度が高温な上、足場も悪く、落石や熊出没などと非常に危険なため、一般人の立ち入りが禁止されています。
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不用意に源泉に立ち入ると、下の湯温泉の流れも止めてしまう事になりかねません。安易で無責任な行動により何かが起こった時、自然のものに対し責任を取ることはできません。
節度、マナーを守って気持ちよく利用させて頂きましょう。
※心ない利用者がいたため、現在は無断の撮影・ネット掲載は禁止されています。このブログは許可を得て撮影・掲載しています。
それでは、下の湯にお邪魔しましょう!
大船温泉 下の湯
下の湯は私有地内にあります。
江戸時代からある歴史のある温泉で、その江戸時代から続く同じ湯船を今も使っている秘湯。
現代のきれいな浴場使いやすいシャワーやロッカー等も素敵ですが、下の湯のような、本物の温泉そのものを愉しむ温泉マニアには、この上なく魅力的な温泉です。
利用料金は良心的♨️😆✨
清掃維持費の協力金として!
大人300円
ありがたく、入浴させていただきます♨️
大船温泉 下の湯 脱衣場
入る前から硫化水素臭(硫黄のにおい)がプーンと漂い、わくわくします。
湯小屋入り口は、手前が女湯、奥が男湯です。
脱衣場には休憩用のソファーが置かれ、棚に脱衣籠が並んでいます。
▼男性脱衣場
▼女性脱衣場
大船温泉 下の湯 浴場
浴場に入ると目の前にどーんと湯船が!! これが江戸時代から続く浴槽かぁ!!
▼女湯
源泉がかけ流され続けているため、床には温泉成分が厚く石灰化されて重なっています。
溢れ出るお湯は壁側に流れ、湯小屋の外へ出て行きます。
浴槽の湯を汲み取り、10回20回と充分かけ湯で体を慣らし、きちんと洗い流してから入湯しましょう。
さらさらと流れるお湯。
女湯の湯口
細いパイプから勢いよく浴槽へ。
▼男湯
男湯の湯口は壁の中央部より、太めのパイプから注入されています。
栓をして湯量を調節しています。
7月訪問時は浴槽温度が43.5度
12月訪問時は41.3度でした。
▼2021年3月訪問時 43.5℃
源泉そのものが流れてくるため、その時々の天候気候で湯温も色も変わります。
12月訪問時のお湯の色は、きれいな青緑の乳白色でした。
結構強い硫化水素臭(硫黄におい)。
硫黄の温泉は、温泉!という感じで好きです。
そして、硫黄の温泉は、メラニン抑制の美白効果と、殺菌作用・皮脂抑制作用でニキビなどにも効果があるとされています。
ナトリウムの力で保水力も整えてくれるし、
アルカリに近い中性のお湯で優しくきれいにしてくれるし、
美肌効果のありそうな
魅力的な温泉🧖🏻♀️
そして、とても体が温まる温泉です。
pH7.1 (2019.12.15)
含硫黄ーナトリウムー塩化物泉
温泉分析書掲示なし
湯小屋の奥の奥から湧いている源泉を引いてきて、毎日、お姉さんが履いて掃除をしながら管理しています。
余分な湯はまた自然に戻されますが、流れ落ちる場所は析出物でこんもりと造形されていました。
一旦、この源泉槽で湯を溜め、各浴槽へ分けています。
▼源泉槽
橋から川の奥の方をよく見ると湯気が立ち上っているのがわかりました。
ずうっと奥にも湯気が。
あの奥に源泉の湯沼があるんですね。
函館に来た時は、また入らせてくださいね!
ありがとうございます😊
▼源泉の様子♨️(下の湯管理者より提供)
源泉へ辿り着くには山道を進まなければなりません。熊出没と落石 ダブルの危険があり、一般人の侵入は禁止されています。源泉の様子は、温泉管理者から特別にいただいたものです。
今となっては、源泉を見に行けなくなりましたが、代わりに、この写真だけで我慢してくださいね!