旭岳温泉 大雪山白樺荘(再訪)

北海道中央部に位置する 北海道最高峰の旭岳。
日本一早く紅葉が見られることでも有名です。

そして、本州で桜が満開の時もなお、雪景色。
一年を通して厳しい寒さに包まれる旭岳。

そのロープウェイへ向かう、ほんの一歩手前にある温泉宿が――

大雪山 白樺荘

以前の投稿は2018年。

何度も訪れているのですが、来るのはいつも真冬。

目的は☝️✨ 雪に囲まれた露天風呂🥰

白樺荘は道路沿い左手の入り口から橋を渡った奥に、大〜きなログ調の建物が!
夜の見え方もまた、迫力があります。

館内は、登山やスキーで訪れる方の利用が多く、山の宿らしい雰囲気。海外からの利用客も多く訪れるため、支配人は自然と多ヶ国語が話せるようになったとのこと。 …すごい!私もそんなふうに自然と話せるようになりたい笑

 

客室タイプがちょっと面白い

・一つの空間を区切った、1人ずつのスペース

1人で旅を楽しむ方が多く安価に利用できるよう工夫されています。

・通常の2名部屋

・渡り廊下でつながるログハウス(一棟利用)

 

階やエリアを分け、用途に応じて選べるつくりになっています。

館内を案内していただきながら、おもしろいなぁーなるほどねぇー と感心。

廊下に現れる螺旋階段。

上がると展望スペースがあり、
景色を楽しみながら休むことができます。

坂の下にある湧駒荘も見えました😊

食事は、広くて天井の高い食堂で。

山の宿らしい開放感、窓から沢山の太陽光を取り込み、空と木々の色が季節ごとに食堂内の雰囲気を変えてくれます。 なかなか素敵ですよ。

 

さてさて!! 私たちの目的。 温泉、温泉☺️
前回はまだ内湯の清掃後で撮影のタイミングが合いませんでしたが、今回は宿泊予約とともに事前に取材のお願いをしていたため、特別に、良いタイミングで入浴撮影許可をいただき、感謝!

大雪山白樺荘 浴場

浴場は男女反転でほとんど似たつくりです。 男女入れ替えはありません。

大雪山白樺荘 内湯

 

もちろん源泉掛け流し。循環・消毒なし。完璧です!

全開でかけ流されています。

湯量と湯温と浴槽の広さ。絶妙なバランスが最高。

湯口からサラサラと流れ落ちるお湯に押し出されるように、浴槽からサラサラと流れ出す。
透明度が高くてとても新鮮です。

湯口の温度は44.3度。

浴槽温度は41.8度。少し温めの湯温です。

無色透明で、ほんのり甘さを感じるような温泉の香り。あったか〜〜〜〜くて、身体の疲労感を取り除いてくれるような温泉。

白樺荘が所有する3つの源泉をブレンドして使っています。

泉質名は
カルシウム・マグネシウム・ナトリウム― 硫酸塩・塩化物温泉
泉温45.6℃、pH6.0。

沢山の成分がバランス良く入っているため、泉質名に沢山の成分名が並んでいます。

温泉分析書を見てみると、おもしろいなぁ、いい成分だなぁ、と思うのはマニアックな人たちだけですが。笑

道内の温泉を見る中では、いろんなミネラルがしっかり入ってる、贅沢なバランス型の温泉です。

クセが強すぎないのに、ちゃんと効く、素晴らしいバランス。

美肌成分でお肌サラつる、温浴健康成分もしっかり入って体はじんわりポカポカ、
旭岳温泉、いい〜湯だな。

大雪山白樺荘 露天風呂

さて、目的の露天風呂は!

まずは最難関の階段から!

↓  階段が白い…!

素足で降りて行く時の雪と氷の冷たさと、ツルっと滑る感覚を足の裏と全身で感じながら🥶ここを乗り越えたらあの温泉に入れるんだ〜!!と、目標達成のイメージしかありません。

が、
次の挑戦の時には
「いや、お湯を流して溶かせばいい。」
露天風呂への進み方が進化しました😆

ということで、

さぁっ!!!

見てください!この景色。

深〜〜い雪に囲まれて、
まるで“雪の壺”の中に入っているような露天風呂。

外の世界から切り離されたような静けさで、360度、雪。

真冬の白樺荘は外気温に影響され、少しぬるめの湯温となってしまいがち。

この日は湯口で44℃ですが、注湯箇所でいきなり37.6℃まで下がり、少し離れた場所で36.6℃でした。

とても温い温度ですが、外気温が低すぎて、温か〜く感じます。

何年も沢山の温泉を巡っていますが、北海道内の源泉掛け流しの露天風呂で、このシチュエーションは、ここだけ!!

男湯での撮影(⚠️撮影のため特別に2人で入っていますが、混浴ではありません)

建物前にも温泉

建物の前では、温泉を流して雪を溶かしていて、
サラサラと川のように流れている光景も印象的。

「階段も溶かさないと雪で埋まって段差が無くなるから、1日何回も流すんだよね!大変よ!😂」 と、支配人が笑いながら嘆いていました。

これもまた、この場所ならでは。

橋から見る本物の川も、温泉が合流して湯気が立ち上り、温泉川のようにも見えます。

自然に左右される温泉だからこそ、
タイミングによって印象は大きく変わる、それが源泉掛け流し温泉の醍醐味でもあります。

あの雪に囲まれた露天風呂は、やっぱり特別です♨️

旭岳温泉 大雪山白樺荘 温泉分析書

 

 

 

弟子屈町 ガストホフぱぴりお

屈斜路湖の森に佇む一軒宿「ガストホフぱぴりお」

屈斜路湖のすぐ近く、森に囲まれた静かな場所にあるペンション風の宿「ガストホフぱぴりお」。

源泉掛け流しの温泉と、大樽の露天風呂を楽しみにやってきました🙌

寄り道しながら、夕方ちょっと遅めの到着となりました。

チェックインして荷物を部屋に運び、間も無く食事の時間です。

玄関から入り、左側が食堂

こちらで食事をいただき、景色を楽しみながらゆっくりと過ごすことができます。

 

周囲は自然にあふれ、

朝になるとたくさんの野鳥やエゾリスが遊びに来る、なんとも贅沢な環境です。

食事をとりながら、庭に来る小動物の様子を眺め、

食後はご主人が淹れてくれるコーヒーを飲みながら鳥の観察。

アカゲラも遊びに来ていました。

シジュウカラ、ゴジュウカラ、ヤマゲラ、アカゲラ、普段あまり見ない鳥たちが集まってきます。おもしろい!

 

さて、私たちの楽しみは温泉♪

先程のロビーから逆側へ向かった突き当たりにお風呂があります。

ガストオフぱぴりお浴場

館内には男女別の内湯があります。

この日の宿泊は私たちだけだったため、男女別の内湯をどちらも自由に使わせていただけるという贅沢な状況に✨ やったぁ!

ということで、両方を覗いてみましょう。

脱衣場

ペンションのお風呂、と言っても立派な広さに驚き!

脱衣場もゆとりのあるスペース感。

棚には脱衣籠が並んでいます。

連泊する方のために洗濯機も置かれていました。

↑ こちらは左側の脱衣場ですが、

右側の脱衣場には浴用車椅子も。

素晴らしい。

 

男女別 内湯

源泉が光を浴びながら絶えずサラサラと湯縁からこぼれ落ち

長年オーバーフローし続けた結果、浴槽の縁や周囲には独特の析出物が形成されています。

そのため、洗い場全体にスノコが敷かれ移動しやすくなっています。

35年という時間が作り上げた造形は、この温泉の歴史そのものです。

敷地内にある約69℃の源泉が、そのまま惜しげもなく浴槽に注がれています。

加水という概念はありません。

浴槽に手を入れ、🫱💦♨️

『ッ!熱っつッッッ‼️🔥』

これ、相当熱いわ!入れるのか!?

と騒ぎながら、先ずは大笑い🤣

湯口付近は約60℃。

浴槽の温度は?

「ぅわぁぁぁぁ!シビれるゥゥゥ!」

 

お湯に浸かった肌がクッキリと真っ赤!!🤣 面白い!

それでもジワ〜っと浸かっていると不思議と心地よく、クセになる熱さです。

(注)混浴ではありません
(注)加水はできません …というか、加水できる蛇口がありません

設備の故障で温度調整が間に合わなかった!とご主人が言っていたので、この日高温だったのは、たまたまかもしれません笑

泉質はナトリウム-炭酸水素塩温泉。やわらかい肌あたりでつるっとした感触があり、ふわっと広がるミネラルたっぷりの甘くやさしい香りも魅力的です。分析上は無臭とされていますが、実際には温泉らしい心地よい匂いをしっかり感じることができます。

露天風呂

女湯から外へ出ると、シェルター式の露天風呂が設置されています。

外は真っ暗。

シェルター迄の路が雪で覆われているので、桶に何度も温泉をすくい、ワクワクしながら雪を溶かして少しずつ進みます。

蓋を開け、手を入れてみる。

ぬるっ!!!! なんだこれ!!

辿り着いたけど、外気温が低く、湯温も低く…!32度の浴槽には寒くて入ることはできず断念🥶

地震の影響で配管が破損し、春まで修復待ちとのことで利用できない状態でした。

今度行った時の楽しみです。

 

露天風呂のずっと奥を見ると、敷地内に貯湯タンクが見えました。

近いです。源泉が近い。

ん……???

見られてた👀!

樽造りの露天風呂

敷地内に、大きな樽が浴槽となった露天風呂が、屋根や壁で囲われた形で造られています。

私たちは道民なので、雪のある景色は日常のような光景ですが、

積雪の中、浴衣に上着を羽織って外に出ると、やっぱり気分も違います😊

露天風呂の案内看板

裏庭を散策しながら、足跡をつけて一歩一歩進みます。小鳥の声を聞きながら、 ぎゅ、ぎゅ、と雪を踏み締める音が心地良く、北海道ののどかな時間を感じます。

あれだね!!露天風呂。

辿り着いて回り込むと…「あぁ…」

実は、大樽風呂は2026年の記録的な積雪の影響で屋根が崩れてしまい、残念ながら使用不可。

向かって右側には脱衣場

左側には樽型の露天風呂

屋根と中央の柱が折れてしまい

無惨な様子となっていました。

ここを楽しみにしていたため、とても残念に思いましたが、

「直したくてもさ、雪が溶けないと何も出来ないんだ」 というご主人の様子が、なおのこと残念そう😢

これを建て直すのは大変かと思いますが、復活を願っています🙏

シェルターも大樽も、露天風呂が使えなかったのは少し残念でしたが、

それを掻き消す、内湯のパワーに大満足🥰

 

加水なしの源泉そのままの力強さと、この温泉の本質をじっくり味わうことができました。

宿泊しないと入れませんが、屈斜路湖エリアの中でも、温泉ツウ好みのこの温泉。

源泉69℃の完全かけ流し、加水なしの潔さ、そして35年物の析出物。

条件が揃った本物志向の温泉です。

次は露天風呂が復活することを祈りながら、また訪れてみたいと思います。

ガストホフパピリオ 温泉分析書

屈斜路湖 コタン温泉

北海道の東側に弟子屈町という町があります。

弟子屈町 何と読むかわかりますか?

でしくつ  …ではない!!笑

てしかが と読みます。

冬になると白鳥が集まる屈斜路湖。

カントリーサインにも

屈斜路湖のほとりにある

コタン温泉露天の湯

屈斜路湖 コタン温泉露天の湯

屈斜路湖を望みながら、誰でも無料で入れる温泉。

野湯のようですが、ちゃんと管理してくださっている方が居るので、気持ちよく利用できます。

男女別に脱衣場もあり、清掃もされていて、とてもありがたいことです。

この日は雪が降っていて、降雪が霧のように遠くの景色をかすめ、湖と空の境界が溶け合うような、なんとも幻想的な風景でした。

更には、湯気と冷たい空気が混ざり合い、視界はぼんやりとふんわりと。

その中で静かに浮かぶ白鳥たちは時折『クォー』と声をあげ、まるでお話をしているようです。

人の気配を気にすることもなく、
まるで白鳥と混浴しているような距離感。

露天風呂に身を沈めながら、目の前に広がるのは白鳥の群れ。

管理人さんのお話によると、

『今日は20羽くらいかい〜、なんもこんなもんじゃないって、80羽位になるもの』

なんて教えてくれました。

多い時で80羽!それはすごい。

近づきすぎることもなく、離れすぎることもない。
自然と人とのちょうどいい距離。

「まるで白鳥と混浴しているような露天風呂」

そんな言葉がぴったり😊🦢

コタン温泉には、こちら方面へ来る時には何度も訪れていますが、いつも誰か入浴中でなかなか独泉のチャンスを掴めずにいましたが、

念願の、雪景色&白鳥との大好きショット📸

この日は約40℃前後。
ゆっくりと景色を楽しみながら浸かるのにちょうど良い温度でした。

男女を分けるように中央に大きく配置されている岩の壁。

湖側から見ると、

 

そして岩に触れる湯面の上に、温泉成分がしっかりと跡を残しています。

視覚で感じる温泉成分を見つけると嬉しくなる♪

 

今回は運良く、管理されている方にもお会いすることができました。

管理人さんに湯温を調節してもらいながら、私たちは全裸でお話を伺い笑 湯浴みをしながらこの場所を守り続けている方のお話を聞ける貴重な時間。

ただの絶景ではなく、人の手と想いによって残されている温泉であることを改めて感じました。

日中は、観光で白鳥や温泉を見るために立ち寄る人もいるので、入浴にはタイミングが必要な時もあるかもしれません。

一度は体験してもらいたい、コタン温泉露天の湯。

是非!✋😊♨️

 

コタン温泉 温泉分析書

 

泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉(いわゆる重曹泉)。

やわらかく、肌をなでるようなお湯で、長く入っていても疲れにくいのが特徴です。

コタン温泉 温泉分析書

 

コタン温泉 温泉分析書別表

 

知内温泉(しりうちおんせん) 知内町

北海道 道南エリアの中でも最も南に位置する100%源泉かけ流し温泉

その歴史はなんと、800余年にもなり、鎌倉時代に遡ります。

 

知内温泉

 

こんこんと湧き出る5本の源泉。

知内温泉には、上の湯、下の湯、露天風呂、呼吸の間、と、男女合わせて6ヶ所の浴場、8つの浴槽があります。

2018年の知内温泉紹介の時から、各所改装されたので、ここで改めて進化した知内温泉をご紹介♪

継承されるべき温泉の足跡はそのままに、脱衣場や洗い場、食堂と、改装され、そして温泉付きサウナを別棟で新築されました。

 

それでは! 知内温泉

浴場別にご紹介しますね

上の湯

脱衣場が改装され、以前と比べとても明るく綺麗になりました。

 

脱衣籠と鍵付きロッカー、どちらも利用できるので、日帰り利用の方にも宿泊者にも使いやすいよう配慮されています。

昭和32年の試験成績書の写しも額入りで掲示されており、
ここからも歴史を感じます。

上の湯(かみのゆ)は、「女将の湯」(おかみのゆ)とも呼ばれています。


上の湯は「女将の湯」、下の湯は「湯守の湯」という名前の入浴剤も販売していました。


温泉成分を再現した入浴剤なので、自宅でいつでも知内温泉♨️
お土産に良いですね!

知内温泉 上の湯 浴場

正面に大きなひとつの浴槽。
そして温泉析出物がコーティングされた岩が重なるような壁面が圧巻の浴場。
迫力のある上の湯です。

知内温泉 上の湯(男湯)冬
知内温泉 上の湯(女湯) 冬
知内温泉 上の湯(女湯) 冬
知内温泉 上の湯(男湯) 春
知内温泉 上の湯(男湯) 春
知内温泉 上の湯(女湯) 春
知内温泉 上の湯(女湯) 春

成分に鉄を多く含み、壁や床は茶色く染まっていますが、
浴槽内の湯色は、“真茶色”ではありません。

知内温泉 上の湯 湯色

浴槽に注がれる源泉は茶色く色づく前にどんどん入れ替わり、湯色は穏やかな笹にごりの色合い。

肌に湯を滑らせるとサラリとした中にキュッと引っかかりがある浴感。

鉄と炭酸と温泉ミネラルの甘い香りが、ハァ〜いい〜〜〜匂い。

自然の力だけでかけ流される贅沢

源泉は自噴。
機械による加温も加水もなし。

湯量と落水によって温度を調整するという、自然の力だけに委ねた仕組みです。

豊富な湯量で絶えずかけ流されるこの純粋な源泉に浸かることができる。
何という贅沢さ🥰

浴槽の縁へと導かれる廃湯の路だけでは足りず、
床へとさらさら流れ出す源泉。

そして、その床に刻まれる温泉の軌跡✨
温泉成分が空気に触れることで成分が固形化し、時間をかけて色づきながら模様となる。

浴槽内でも、こんな所にまで🤭

手すりのパイプについた石灰華です。

人工では、こうはならない!自然が織りなす芸術です。

知内温泉上の湯男湯 床の析出物

成分がつくる“美肌”

知内温泉で、上の湯は「お肌に良い温泉」と紹介してくれます。
塩分が肌バリアの役割を担い、炭酸水素の力で肌を柔らかく毛穴から綺麗にしてくれると共に、温熱効果で健康なターンオーバーに導いてくれます。
溶け込む鉄の成分(Fe²⁺)で肌が整い、しっとりと落ち着く湯上がりに。

なんだか肌がしっとりしっかり
そんな感覚になるのは、
巡りと鎮静が同時に起きているからかもしれません。

上の湯 洗い場

洗い場は3席。広めの配置です。

シャワー、カランが設置されていて、ボディソープ•シャンプー•コンディショナーも用意されています。

お風呂セットを用意しなくても立ち寄れる嬉しいサービスです。

下の湯 ― 湯守の湯

知内温泉 下の湯 入り口

 

脱衣場は変わらず、昔から馴染みのあるコインロッカーと棚。

知内温泉下の湯脱衣場(女湯)
下の湯脱衣場(女湯)
知内温泉下の湯脱衣場(男湯)
下の湯脱衣場(男湯)

こちらにも古い試験成績書の掲示

そして、鏡とドライヤー。

脱衣場は着替えだけで、休憩は暖簾前の男女共用スペースで!

フロント前と上の湯横にも休憩スペースがありますので、ゆっくり休みたい方はそちらを利用しましょう。

下の湯 浴場

上の湯に比べると、浴場全体は少人数向け。
浴槽は二つに分かれていて、そのうちの一つは寝湯になっています。

知内温泉下の湯浴槽 男湯

下の湯は「疲れが取れる温泉」と紹介されています。

湯温は高いことが多く、この日は

湯口で47.3度

下の湯湯口温度

湯口付近で44.8度

湯縁で44.1度でした。

高温の浴槽に浸かると、肌から体へジリ〜っと熱が入ってくる感覚。
でもただ熱いのではなく、入ってしまえば何となく入っていられる🙄

そして、体は内側から血液が動かされるような温まり方です。

 

泉質はナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉。
塩化物が熱を閉じ込め、炭酸水素が巡りを促します。
さらにこの温泉には、カルシウムやマグネシウムも含まれているため、
体の緊張をゆるめる作用も潜んでいます。

高温だから温まるのではなく、
成分が体の中から温めている。

そんな感覚になる温泉です。

鉄もこっそり有効

知内温泉は“含鉄泉”ではありません。
けれど、Fe²⁺(二価鉄)を2.4mg/kgも含んでいます。

真茶色に酸化する前の鉄が、
まだ新鮮なまま浴槽内に流れ込む🤎

鉄の成分は下半身やお腹の中を温めてくれる作用もあるので、内臓から元気にしてくれる温泉。

温泉成分がしっかりからだに作用して、1日の疲れを癒してくれる素晴らしい温泉です。

下の湯では、まずは寝湯で手足を温めて

飲泉も可能な貴重な温泉。
塩味のある旨いスープのような味わいです。

ただし、汲みに行くまでのほんの少しの距離を進むためには、
まず体を熱に慣れさせるところから🔥♨️

少し湯温が落ち着いた寝湯で(この日は43.1度!一般的なお風呂より熱めですが笑)手足を温めながら入り始めるのもおすすめです。

木を這わせてあるのは、きっと枕だと思います。

 

一日の終わりに、この温泉に浸かって帰れる地元の方が羨ましい。

それにしても、この高温に何分も浸かる常連さん!

まいりました🙇

 

知内温泉露天風呂(貸切)

露天風呂は予約制の貸切利用。

スリッパに履き替え、通路を渡った先にあります。

広い敷地の一角に造られた静かな露天風呂で、通路から見えないよう適度に囲いがありますが、圧迫感はなく開放的な空間です。

露天風呂の湯は、下の湯と同じ源泉から引かれています。
ただし源泉から少し距離があるため外気温の影響を受けやすく、湯量の加減や季節によって湯温は変化します。
ぬるめの日には、ゆっくり長湯を楽しめるのも露天ならではの魅力です。

湯はほんのり笹濁り。
浴槽の底には、鉄が酸化してできた茶色の湯華が静かに沈んでいます。


肌に触れる湯と、時間とともに姿を変えていく鉄の湯華。
同じ湯の中でも異なる表情が見える、鉄泉らしい景色です。

外気浴をしながら、ゆっくり温泉に浸かる時間。

雪が降る日も素敵な雰囲気。


春夏秋冬、四季の空気を感じながら入れる風情ある露天の湯です。
🌸🌿🍁❄️

なお真冬は外気で湯温がかなり下がることもあるため、利用前に湯温を確認してから借りると安心です。

 

呼吸の間(別棟 サウナ&温泉) 要予約

知内温泉には、サウナを備えた新しい施設「呼吸の間」があります。

知内温泉の中庭に位置し、玄関から上の湯へ向かう途中に見えています。


完全予約制で、ポンチョに着替えてから移動。入口へは2階から進みます。
近づくと、その大きさに少し驚きます。

古き湯と、現代の融合

800年以上湧き出し続ける源泉100%掛け流しの温泉が、130cmの深さの立ち湯として広がる空間。

北海道最古の温泉に、日本初導入となるエストニア製サウナが設置された特別な施設です。

古き良き温泉と、現代サウナの融合。

しかもこの建物は、グッドデザイン賞を受賞したとても美しい空間。

北海道では類を見ない完全別棟の施設で、源泉100%掛け流しの温泉浴槽とサウナが備えられています。

利用は予約制で一度に8名まで。
貸切利用も可能です。

棟の外にはウッドデッキがあり、水着着用で利用しますが、
貸切で外に出ない場合は水着なしでも施設内で温泉を楽しむことができます。

この日は貸切利用。
私たちだけの独泉・独サでした。

温泉で整え、サウナで巡らせる

まずは温泉へ。

53.4度の源泉がひたひたと流れ落ちています。

 

源泉浴槽へ浸かり、立ち湯の水圧と温泉の温熱効果が体の芯まで伝わったあとにサウナへ入ることで、効率よく発汗が促されます。

120cmの深さの浴槽に入るとだいちゃんはこんな感じ。みちるは首だけ出る。

さらさらと掛け流される湯は石灰華を育てながら床を形作り、


析出物の上で楽しむ寝湯は、温泉好きにはたまらなく気持ちの良い贅沢時間。

見て、寝て、肌で感じる温泉アート。

温泉そのものを体感する、他ではなかなか味わえない空間です。

蒸気そのものが、温泉

サウナは100℃のしっかりとした熱さ。
それなのに、不思議と息苦しさが少ない。呼吸の間だから呼吸しやすい? いや、それだけじゃない!

室内には源泉が落水しており、

その水を使ったロウリュによって、
蒸気そのものが温泉になります。

呼吸や肌から、じんわりと取り込まれていくような感覚。

温泉に“浸かる”のと同時に、
温泉を“浴びている”ような感じ!

このサウナのロウリュは、熱風や熱波ではなく温泉蒸気が体を包む本場の構造。

毛穴が開いて肌から吸収、そして、気道や肺が開いて呼気から取り込み粘膜に吸収。

まさに、『呼吸の間』でした!

エンドレス

サウナから出たら、先ずは水風呂!

と言っても、サウナ初心者の私たちには、水風呂キツかった〜!

この水風呂は地下水をそのまま引いているため、外気温によって水温も変化します。この日は水温6.2度!🥶

水温6.2度地下水浴槽

前日は2度だったそうです🤣

冷たすぎて、すぐに源泉浴槽へ戻る!!

42度の源泉浴槽で喜ぶ

そしてまた、寝湯で休んでサウナへ行って、エンドレスに続きます笑

食事でも汗をかく

そして、サウナの後には『サ飯』を食べて発汗作用MAX!なんて教えていただき、知内温泉特製のサ飯、いただきました。

食事処はこんな素敵な場所で。

テーブルの脚が、白樺の木!

白樺の木は水分を多く含んでいるので、加工するにはとても時間が掛かると聞きました。だけど、とっても素敵に、ガタつくことなく仕事してます✨かわいい〜

席につき、知内温泉特製の!

こちらが サ飯‼️

じゃ〜ん! 麻婆豆腐丼〜✨

なかなか、シビレる美味しさ!

辛いのにお豆腐の味もしっかりしていて、ボリューム満点。

お風呂やサウナの後はお腹がすきますからね、 はい、完食です♪

 

ところで、

こちらの食事処の奥の壁に飾ってあったアート作品、気が付きましたか?

白波が立って泡となったようなこの模様。

そうです。

温泉成分が固まってできた石灰華の床の模様!!! こんなアート作品になるなんて!

素晴らしい👍👍👏👏👏

 

ここに来るための旅

外気が取り込まれる設計もとても心地よく、
サウナ・水風呂・外気浴・源泉浴を繰り返す時間はあっという間。

 

貸切の時間だけでは、全然足りない! もっと居たい! と言いながら 時間となら仕方なく着替えへ。

でも、足りない位がちょうどいいんですって笑

ここに来るためだけに旅をしたくなる。
そんな三つ星施設の知内温泉でした。

帯広市 アサヒ湯 (再訪)

帯広市 アサヒ湯
(ピリカイコロユ アサヒ湯)

帯広市 アサヒ湯

地元の人々が足繁く通う。
それだけでなく、道外からもわざわざ訪れる人がいるほど、
知る人ぞ知る大人気の温泉銭湯♨️

私たちも、この温泉に魅了された一人……いや、二人。
何度か伺っていますが、ふとした瞬間に恋しくなり、再訪🙌

▶︎ 2024年訪問の記録はこちら

いつ訪れても人気のアサヒ湯♨️
この日も開店と同時に、次々と来訪客が流れ込んできます。

少し早めに到着し、最近のお話を伺いながら、
開店を待つ時間もまた楽しいひととき😊
いつもありがとうございます。

入浴券は大人2人分。
ピッ♪ と1000円です。(2025.11)

脱衣場はシンプルで、
大きな鏡に水場はひとつ。
鏡と向かい合うように脱衣籠とロッカーが並びます。

 

 

そして浴場のドアを開けると――

駐車場の下から、空気に一切触れることなく、そのまま浴槽へと運ばれる源泉。

加温・加水・循環・消毒、
そのすべてを行わない、
正真正銘の純生温泉。

新鮮なモール泉の中に、
細かい気泡がふわぁ〜っと広がり、
肌を包み込むようにまとわりつく泡泡🫧

浴槽から溢れ出る温泉は、
床全体を覆うほどの量。
この掛け流しの美しさに、思わず見惚れてしまいます。

pH8.9という高めのアルカリ性に加え、
炭酸水素イオン由来の泡付き、
さらにモール質のトリオ。

肌触りは、思わず声が出るほど
つるるん♪

温泉分析書には腐植質の記載はありませんが、
源泉中には腐植質が確認されている、
正真正銘のモール温泉です。

見た目の褐色、
お湯のやわらかさ、
そしてこの独特の肌触り。

十勝らしさをしっかり感じさせてくれる、毎日入りたい!自宅に欲しい!一泉です🙌

※許可を得て撮影しています

アサヒ湯 温泉分析書

ピリカイコロユ アサヒ湯
泉温:42.3℃
pH:8.9
泉質:アルカリ性単純温泉
(アルカリ性・低張性・高温泉)

帯広アサヒ湯温泉分析書