長万部温泉 旅館 昇月

北海道の地名で、読みにくいのに結構読める人が多いっぽい『長万部』

長万部と言えば、駅弁のかにめし が有名ですが、

温泉も♨️見逃せません!

 

長万部温泉 旅館昇月

長万部温泉で1番好きな宿💓

理由は源泉に1番近くて湯量もたっぷりだから!😍

そして女将さんも素敵です😊

 

長万部温泉を調べると、この近隣の宿はみんな同じ源泉を引いて利用しています。

元々、温泉が湧き出た時に旅館として始めたのが8軒の宿。昭和30年からの歴史です。

現在使われている源泉が、ここ!

ちょうどこの裏手にあるのが昇月さんと四国屋さん。

どっちが源泉に近いかなぁ〜?と見比べても、どちらが近いかは微妙!わからないっ!

だけど なんてったって昇月さんは湯量がダントツに多い👍✨

更に、女将さんにお願いすれば湯温を湯量で調整してくれます😆

外にある配管の開閉を僅かに調整する加減が、僅か過ぎてスゴイ!

これはね、湯守さんじゃないと、触っちゃいけない。

長万部温泉の旅館は全てこの源泉 R2号を使用しているので、実はどこの施設でも泉質は一緒です🙌

入浴前に、誰も居なかったので、男女浴場それぞれを案内してもらいながら撮影させていただきました😊

 

 

女湯から!

脱衣場は、そう広くはなく、

 

 

タイル張りの室内と浴槽に透明な淡黄色のお湯が惜しげもなく流れてる!

ん〜!いいにおい

お湯をすくって直接嗅いでみると、

先ずは鉄のにおい、そして、

アブラのにおいがちょっとだけ鼻を刺激します。

新鮮なお湯が送られてきているので、肌には泡付きも見られます。

湯温は、43.2度🌡️♨️

浴槽内のどこで計っても43.2度!笑

少し熱めの気持ち良い温度です☺️

 

次は男湯です!

でかっ!😳!

女湯の浴槽の倍以上ありそうな広さです。

窓からは源泉棟が見えています!

あそこから地下を通って、この湯口に運ばれてきてるんだなぁ〜と眺めながらの湯浴み😊

地球から溢れ出てくる温泉の恵み♨️

そんな想像ができるとまた、とても有り難〜く感じます。

 

はいっ、ここからは、長万部の歴史を少し簡単に📖👩‍🏫
興味のある人だけ読んでね❣️

昭和30年2月12日

長万部町で天然ガスを発掘しようと掘削した際に出たのが、R1号💨

温泉が出るなんて思っていなかったので、町の人が集まって催し物の真っ最中に 『温泉が出た‼️』と大騒ぎになったのだとか笑

最初は自然湧出で、大きな野湯のような状態から始まって、温泉施設が建設され、浴用利用されるようになったんですって。
昭和51年3月までの21年間にもわたる長い間、休む事なく出続けたR1号の無臭の透明な温泉♨️
浸かってみたかったなぁ〜

泉質は強塩類で、海水🌊の半分くらいの塩分濃度だったんですって!😲

そしてR1号掘削の翌年の昭和31年、町で天然ガスの採取を増やす為、2本目を掘削した時に出たのが、

天然ガスだけではなく、

温泉と 原油!

これが、現在利用されているR2号泉✌️です。

この時、原油は予期せず出てしまったので、最初はガスと原油と温泉の分離をするのがどうやったら良いのか⁉️って大変🌀だったらしいっ😱

でもその後、天然ガスと原油・温泉の分離に成功🙌
温泉として使ってみよう!と利用を始めてみたものの…
淡黄色 澄明な温泉に油臭さが残って、〝無臭透明”じゃないR2号泉は、
「なんだこの臭いお湯は!」と言われて、みんなが大好き無臭のR1号泉とは違うものだから、残念ながら町民には受け入れられず😞
しばらくの間、ガスのみの利用になってしまったそうです。

でも、 でも!!
その時受け入れられなかったR2号が!

今の長万部温泉の源泉なのです🥹✨

長万部温泉独特の匂いは、
納得の歴史でした🫡😁❤️

ちなみに少し前にニュースになった長万部の水柱!覚えているかなぁ〰︎あれは
使っていない昔の抗井に天然ガスが溜まり噴き出したそうです🫣

おしまい❤️

 

長万部温泉 温泉分析書

ナトリウムー塩化物温泉(高張性弱アルカリ性高温泉)

 

 

小清水町 原生亭温泉

斜里郡小清水町。
知床半島から網走に向かったあたりの場所

知床から移動中に立ち寄ったら、すっかり日が暮れて
道中の夕焼けは綺麗だったなぁ!

 

私たちが知る限り、北海道内、
循環・消毒無し源泉かけ流し温泉の中で、腐植質の量ナンバーワンの温泉!

原生亭温泉

立ち寄り利用のみで、地元の人が銭湯利用している老舗の温泉。

午後1時より営業です。

湯銭を払い、早速浴場へ!!

脱衣場には三段の棚に脱衣籠が置かれています。
ぱぱっと着替えて、入ります!

 

 

浴場に大きく浴槽がひとつ!

ドーン

 

お湯、黒っ!😳

色を見ただけで圧倒されます。

洗い場はありますが、石鹸類は持参してくださいね!🧼

さて! 体を清めていざ!!

モール全開の、つるつるを超えた、ぬるぬる浴感🫧

エキスがスゴイのか!? この黒さはただものじゃない。

お湯が黒い理由は、モール!!
植物エキスを沢山含んでいるから黒いのです。

モール温泉とは、
遥か昔に地中に眠った植物が地熱で炭化して地層となり、その層を通り抜ける時に天然の植物エキスを拾って出てきた温泉のこと。
だから、植物由来の有機物が温泉効果と融合して、相乗効果を生み出す素晴らしい温泉なんですよ!✨

 

定期的に湧き上がる源泉と、それに伴って浮かび広がる泡泡泡

 

さわーーーっと どばーーーーーっと 流れていきます。

…にしても、熱い🥵 これは やばいっ!

いつもはもっと入りやすい温度らしいです笑

汗だく必至ですが、普通に入ります!!

 

モール泉を表す腐食質の量は、生の源泉掛け流し温泉施設の中で道内最強か!

トォ〜っても素晴らしい温泉でした。

 

【原生亭 温泉分析書】

ナトリウム–炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)

 

 

羅臼町 瀬石温泉(セセキ温泉)

日本の最東端 知床半島の羅臼町(地図で見ると南側)

むか〜しむかし、堀内市太郎氏が 海の中に天然温泉が湧いているのを発見。

入浴できるよう石で浴槽が造られ 守られ続けている場所。

それが、こちら!

瀬石温泉(セセキ温泉)

 

到着すると目の前に駐車場。

有名な温泉なので観光客など多く訪れますが、
地元の人が管理してくださっています。 マナーを守り綺麗に利用させてもらいましょう。

 

冬季は入ることができず(寒すぎて危なくて💦)
夏場でも満潮になると姿を消してしまう 幻の温泉。

海水に埋まる瀬石温泉

 

真冬の瀬石温泉  奥に見えるは北方領土

 

埋まっていませんが、 しっかり 海の中にあります!

大きな石! …岩!?🪨🪨を積んで、 二つの浴槽が造られています。

 

訪問時、今季最後の!というタイミングでした。

ちょっと高波気味。

右側の浴槽はちょうど良い湯加減で、

左側は海水が入りこみ、ぬる冷たい温度でした。

 

湯底からぷくぷく🫧 手を当てると温かい♨️

天気が良いと北方領土が見える 🗻❗️👀

何度か訪れましたが、いずれもタイミングが合わず!

そして、訪問客が多いため、人が居ない隙に入るのは至難です!
でも、水着などは着用せず、温泉を肌で感じ堪能しましょう。

一度は行ってみたい、入ってみたい、
憧れの温泉のひとつ瀬石温泉の入浴♨️ 🙌
ようやく実現できました😊

 

 

別海まきばの湯 しまふくろう

北海道の東側、釧路の根室の中間で、ちょっと北に上がった位置。
別海町 西春別。

 

道東にも良い温泉が多く、わくわくします😆
西春別には、近くにクローバーハウス♨️もありますが、
こんなに近いのに、こんなにも泉質が違うなんて、おもしろい!

ご紹介するのは、こちら!

別海まきばの湯 しまふくろう

 

レストランも利用できる 日帰り温泉です。
木曜日のみ、夕方17時からの利用で、
それ以外は毎日 11時00分〜21時30分

 

 

玄関を入り右斜方向に受付があります。

人が居ない時は、呼び鈴を🔔♪

 

奥がレストラン

 

休憩スペースには、薪ストーブとソファ、
アニマルスツールが幾つか置かれていました。

 

ビールや酎ハイなど酒類が冷やされていて

オリジナルウィスキーの販売も!

 

さて!それでは、浴場へ進みますか ♨️🚶🚶‍♀️
暖簾がかかっている方向へ!

 

脱衣場には鍵がかかるロッカーと、脱衣籠が並んだ棚があり、
畳椅子が配置されています。

 

温泉成分量が多い上、体を温める効果の高い、のぼせやすい温泉なので、
湯上がりは座って休みながら ゆっくり着替えることができますね。

 

ドアを開け、浴場へ。

 

壁や天井はコンクリートで塗り壁風に、浴槽周りは石で囲われるデザインで、無機質の中に自然な雰囲気を感じます。

男湯・女湯、同様の作りです。

源泉かけ流しで溢れた湯はそのまま床に広がり流れています。

源泉かけ流しのため、温泉成分によって床タイルが黒く変色しています。
マグネシウム、アンモニウムを含む温泉の特徴です。

 

洗い場は、壁で仕切られており、

洗い場は2席ずつの配置で、2席に1セットずつ
シャンプー・コンディショナー・ボディソープが設置されています。

 

内湯浴槽は2つに分かれ、
大浴槽がぬる湯、小浴槽が高温湯

 

そしてこの日の湯加減。

小浴槽においては
女湯で42.8度

壁に温度計が設置されており、
男湯はなんと 46度!

大浴槽の湯温は、女湯が41.3度、男湯が44度でした!

 

男湯の方はどちらの浴槽も、熱い!!

湯口から勢いよく注湯されています

 

小浴槽の底には、バイブラの設備がありますが、
現在は使用されていません。

 

露天風呂

女湯露天風呂は石で囲われ、奥行きのある造りで結構広い😊
のんびりできますね。

男湯の方は石の配置が少なく、湯縁に腰掛けやすくなっています。

少し茶緑がかった透明の湯。
植物系の匂いもしますが、温泉分析書では腐植質の検査は行なっていないようなので不明。近隣のクローバーハウスでは腐植質が10.1も検出されているので、こちらも幾分かは含まれているのではないかと推測されます。

 

 

重曹系とモール系のぬるつる具合も肌触り心地よく、
炭酸水素の温熱効果に加え、高濃度塩分が保温と保湿の効果を残してくれるので、湯上がりはしばらく体がポカポカ。

因みに!
この温泉と同じ濃さの塩分濃度を自宅お風呂で再現しようとすると、
200Lの浴槽に 塩を2.4kgも入れないとならないんですって!
すごっ・・・😳‼️

何度も掛け湯をして体を慣らしてからゆ〜っくり入浴し、
温まったら急にザバっと上がらず、湯縁に腰掛け少し落ち着いてから
ゆ〜〜〜っくり、上がりましょう。

脱衣場に鏡は3つ。ハトムギエキス化粧水が置いてあります。
コットンに化粧水を含ませて肌に貼って剥がすように 素早くパタパタすると◎
温泉での保湿効果を得た後、急速パタパタをすると、
毛穴が引き締まりますよ✨

因みに、ドライヤーはありません。 タオルドライで頑張りましょう笑

 

 

しまふくろう 温泉分析書

源泉名:しまふくろう
ナトリウム–塩化物温泉(高張性弱アルカリ性高温泉)

令和5年1月10日

別海町 クローバーハウス西春別

北海道の東側、別海にある温泉。 別海と言えば、野付半島や、別海の牛乳、ソフトクリームを思い出します。(個人的に)

カントリーサインも、動物注意標識も牛です!笑

札幌から車で5時間!移動距離362kmの西春別(にししゅんべつ)にある温泉へ行ってきました!

クローバーハウス 西春別

 

道東はモール系の温泉が多く、ここクローバーハウスも、モール泉🍂♨️

宿泊も日帰り利用もできます😊

玄関から入ると、左手にレストラン。明るくて気持ちよく食事ができそうですね。

受付にて入浴料を支払い

浴場へ。

脱衣場も綺麗に清掃されています。

脱衣籠を利用し、いざ!♨️

奥行きのある造りで、入り口すぐにサウナ、洗い場と浴槽が対面しています。

サウナの中では、水を掛けない。

ここではロウリュ禁止です🈲

 

洗い場は10席。

シャンプーを忘れた人のために! 何セットか置いてあります。

シャワーとカランも温泉です

そして、振り向くと、端から端まで

浴槽‼️

黒い❣️

結構な量の掛け流し

奥の方には、湯面バブルが溜まっていました。

なんか、龍みたいに見える🐉

めでたい!🤭♪

サウナを利用した人が外へ出る前に、かな?真水浴槽。

おお!水も掛け流しか!と思ったら、蛇口を閉めてくださいと書いてありました😓 だめでしょぉ

水風呂を横目に、露天風呂へ☀️

庭園風🌲🪨🌳🪨 良い感じです

浴槽の縁や柱は、木の様に造られているので、より自然な雰囲気に😊

浸かるとお湯の手触りはトロトロつるつる。アルカリ性とモール質、微細な泡が体の表面を覆い、ツルツルと滑らかな感覚になるのでしょう!

 

湯口から源泉が注がれていますが、

よく見ると👀

あらら!トロトロすぎて

繋がってる❣️👀👀👀‼️

重曹質で泡立ちのあるところ、落水して炭酸が余計に泡立ち、湯面に白く広がっていました。

お湯の黒さ、手を沈めると見えなくなります。

 

とっても気持ちよく、お肌しっとりあったまる いい〜温泉♨️でした

 

クローバーハウス西春別 温泉分析書