然別温泉 然別コタン 氷上露天風呂

北海道の大絶景の中の露天風呂。
然別湖(しかりべつこ)が凍る時期、冬だけに現れる 然別コタン。

以前は無料入場でしたが、
毎年の開催を叶えるため 協力金を支払っての入場。
1シーズン1回のみで、入場の際 カードを受け取ることができます。

シーズン中は、このカードを提示で何回でも再入場可能。
然別温泉 風水 の入浴も 半額になるそうです。

雪と氷と照明は、幻想的です。

 

さて!
私たちの目的地は♨️ こちら!!

氷上露天風呂・足湯 という看板の先へ。

日本で唯一の氷上露天風呂です。

以前は、丸い浴槽でしたが、老朽化により新浴槽に生まれ変わり
現在は四角い浴槽に。

歴史を振り返ると、沢山の試行錯誤があったそうです。
1980年から始まった 氷上村。
ありがたく、堪能させていただきます♨️🙏✨

イグルー(かまくら)の中に設置された棚を利用して、着替えをします。
水着や湯浴み着もOK。
ただし、浴槽内でのタオル絞りなど お湯を汚してしまうような行動は禁止です。

着替えて階段を登ると、

見える景色は 真っ白く凍り、雪が積もった 然別湖。

この浴槽を、一番奥のイグルー(かまくら)から見た景色がこちら
↓ ほとんど何か見えません

アップで

 

そして、浴槽にかけられた階段を降りて入ったところに、

源泉が勢いよく ジェット噴射!

クリックで動画再生

 

 

湯口から出る源泉温度は、52.3度

 

観光などで道外や国外の人たちも多く訪れ賑わっていますが、
この時は タイミングよく 2人きりで浸かることができました。

 

然別湖畔温泉 温泉分析書

こちらの氷上露天風呂は、地元の方々が運営しています。
氷上露天風呂は、男女別の専用タイムが設けられていますので
風水に宿泊すると 女性は専用タイムで利用しやすいようですね。

 

上の湯温泉 温泉旅館 銀婚湯 全浴槽


銀婚湯過去記事はこちら

 

昭和2 年(1927) 宿泊温泉施設として開業。2027 年で100 年!

その数年前、 大正の終わり頃から温泉浴場として営業はしていたそうで、
当時は川底からの自然湧出の木造浴槽だったと。

残念ながら当時の写真は残っていないそうですが、 創業当時の外観が1 枚、
ラウンジに飾られている写真です。


そこから現在の男性内湯である岩風呂を 混浴風呂として造ったことから始まり、

男性内湯(秋)
男性内湯(春)

 

3 代目館主 (現在の先代) が環境整備に力を入れながら、
杉林は種子から蒔いて50 年。

種から育てた桂林

 

 

かつて農家所有の地を譲り受け、

川の向こう側にも散策路を整備されたそうです。

川の向こうの散策路

 

湯量を増やすために(川の向こう側で) 何度も掘削をして3 つの温泉を掘り当てましたが、 その中の1 番奥の源泉は、 49 度12 リットル毎分しか出なかったため、 最初は放っておくこととなったそうですが•••

 

湯量を増やすことに成功したため、川のほとりに浴槽を設けて入れるようにしたら良いだろうなぁ と 男女に分けて今の大浴場を作ったのが、 現在の大浴場と男女別の露天風呂。

左の列が初夏、 同じ浴槽の秋野風景が右側の列です。
↓                                                                               ↓

鍵が空いていたら自由に使用できる貸切風呂

その後、 散策路を歩く人が途中で入れる2人位入れる温泉にしたら良いかなぁ?と、 奥で活用されず置いてあった源泉を利用し、米杉を彫って造ったのが トチニの湯

 

野天風呂の最初はトチニからでした。

散策ついでにどうぞ、と提供していた温泉が人気を呼び、
散歩ついでではなく、温泉を目的に訪れるお客さんの様子を見て
『そうか、 こういうのを求めてるんだ!』 と 喜んでもらえることを想像しながら、 野天風呂を増やそうと思い立ったそうです。

トチニの湯 秋と冬の景色違いで並べてみました
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

全て手造りで、 1 年1 年、 ひとつひとつ、 増やしていった当時を振り返ると

「あーでもない、 こーでもない」 と言いながら、 面白かったよ!と 先代。

 

そして、 トチニの次に造られたのは、
かつらの湯

駒ヶ岳の麓にある50t にもなる岩石を買い、 これを温泉にしてやろう!と敷地内に運び入れようとしたところ、 重すぎてクレーンで吊れず40t まで削ってようやく移動してきたそうです。

ところが、 移動してきたのは良いが、 杉林にクレーン車は入れない。

そこで、 大きな鉄板に岩石を置いて無数の丸太(ゴロ) で転がしてようやく運び入れ、 ジャッキで上げて玉石を挟み固定!!

あの場所に設置してから、 岩石の上部をボーリングで無数に穴を開けて、 それからコツコツ手彫りをして浴槽を完成させたとか。

今でもその痕跡は残っています。

 

穴を掘って造った浴槽なのに、 何故か湯がどこからか漏れてしまうため、 米糠を入れると良いよなど色々試しながら、 いつの間にか詰まって石化して固まり、 漏れることは無くなったといいます。

歴史ある本物の岩風呂。

歴史を聞くと、 今まで普通に浸かっていた温泉が、 より 有り難く思えます。

巨岩を掘った浴槽でボブスレー風に入ってみた

 

 

 

野天風呂
3つ目に造られたのは もみじの湯

野天風呂
4つ目に造られたのは どんぐりの湯

 

野天風呂
5 つ目 最後に造られたのが 杉の湯

代々受け継がれ、 100 年を迎えようとしている銀婚湯。 現在は4 代目となるそうです。         宿泊予約の取れにくい宿で有名な銀婚湯。

今回はたまたまギリギリ予約できたお正月の宿泊でしたが、

この宿は毎年翌年の予約をして帰る昔からの常連客ばかりとのことで、 もう既に次の年末年始は連泊予約で満室でした笑

(トイレ別客室は空いているかもしれません)

確かに、 精算をしてお帰りになる様子を見ていると、 「来年もよろしく~」 「また来年~」 という挨拶ばかり! 今年も、今回洗面トイレつき客室に宿泊の方々からはパーフェクトに来年の予約があったそうです

そこまでリピーター率の高い宿にはなかなかお目にかかれません。

これからも、 その先100 年200 年と愛され続け、 繋がっていきますように。

八雲 銀婚湯(トチニの湯) 2022再訪

八雲にあります 上の湯温泉 銀婚湯

広大な敷地の中に点在する野天風呂(銀婚湯管理の露天風呂)のひとつ。

【トチニの湯】

宿泊すると無料で1時間以内の貸切風呂として利用することができます。

銀婚湯の入り口から、10分ほど庭園を散策。

秋は紅葉が綺麗なので、暖かい日は景色を楽しみながら散歩をするのに丁度良い距離です。

 

二股川に掛かる吊り橋を渡って向こう岸へ!

橋の上ですれ違うには狭いので、先に渡っている人が居たら到着を待ってからの方が良いかもしれません😊

 

遊歩道には道標があるので、分かり易く向かうことができますよ。

トチニの湯は真っ直ぐ進んで左奥の方へ、ず〜っと歩いていきます。

まだかなぁと思った頃に、 あった、あった!

木製の扉を開けて、中へ入ると

丸太が横たわって

くり抜かれた穴に源泉が注がれて溢れています。

 

自然湧出の源泉がそのままかけ流されているトチニの湯。

銀婚湯一番の濃い温泉ですって書いてありました!

 

横にある屋根付きの脱衣場で衣服と靴を脱ぎ、

自然の中で 自然の木から造られた浴槽に溜められた
自然の恵みである温泉に浸かる幸せ♨️💕

気持ちいい〜〜〜🙌

そして、奥にもうひとつ!

四角く囲った浴槽!!

前回来た時は、全部の中で一番温かったこの浴槽。
今回は、丸太の湯船よりも、こちらの四角い浴槽の方が湯温が高く、
じわ〜りと温まることができました。

この日の気温13度、湯温は43度です。

 

赤や黄色に色づいた葉っぱを見ながら🍁

素敵なひとときを過ごすことができました😊

湯上がりはポカポカと、とてもからだが温まりますが、宿に戻るまでに湯冷めしてしまわないように、春や秋でも少し気温が低めの時は浴衣と羽織だけでなく、上着も持っていった方が良いかもしれませんよ。

 

はぁ、♨️ おもしろかった〜

 

落部 上の湯温泉 銀婚湯 宿泊者専用野天風呂

日帰りでも利用できる温泉。

銀婚湯(過去ブログ参照)

こちらの温泉宿には、宿泊者限定の野天風呂(露天風呂)があります。

冬季間は閉鎖される場所もありますが、広〜〜い敷地内に点在する野天風呂は、それぞれとても素敵な造りです。

どこへ行くにも、散歩道を歩いて移動が必要。

3分で到着できる近い所、

つり橋を歩いて川を渡り

10分歩いて到着する所など、

全部で5箇所です。

11月10日、既に冬季閉鎖のお風呂が杉の湯。残念ながら入れませんでしたが、他の4種類は行ってきました♨️


銀婚湯かつらの湯


宿から徒歩3分

行き先を示す矢印があります。

かつら並木は葉が落ちてしまいましたが、両側にきれいに立つ桂の木は立派です。

このず〜っと奥なのかなぁ?と思ったら、あった‼️

意外と近かった笑

巨大な岩のてっぺんをくり抜いて

浴槽をつくった露天風呂。

そこへは丸太を半分にした階段を登って行きます。

登るきると、そこには石の浴槽。

左側に履き物をおく棚

右側には脱衣場

浴槽内は石を掘って2段の階段があり、深めのお風呂でした。


銀婚湯 もみじの湯


つり橋を渡ってすぐに左へ進み、

徒歩7分。

2人で渡る時は、足並みを揃えて!

矢印の通り、左へ。

川の向こうに見える宿を左手に見ながら、歩き進め、

川沿いにあるのが もみじの湯🍁

入り口は引き戸。

左にスライドさせて開けます。

脱衣場は木のお家

服を脱いでサンダルに履き替え、

お風呂へ!

👇そっちまで歩いていく

うは〜っ いいにおい

2人で入ると、こんな感じ😁

この時期に行くと移動中に体が冷えるので、最初はお湯が熱く感じます。

気持ちいい〜〜〜っ♪


銀婚湯 どんぐりの湯


宿から徒歩8分

つり橋を渡って、右側へ進みます。

途中、どんぐりが木の下にコロコロ 🌰

結構、奥なのかなぁ?と思った時に出てきます。

ここも、川沿い。

ドアを開け鍵を閉めて

あれっ 階段を降りるんだぁ!

👇降りる様子

湯船から川が見下ろせます。

川の向こう側を歩く人が居たら🚶‍♀️丸見えかもしれないけど、多分、『誰か入ってるんだなぁ』くらいな感じでしょう。

なんとも開放感のある気持ちの良いお風呂です。


銀婚湯 トチニの湯


宿から一番遠い、トチニの湯。

徒歩10分です。

つり橋を渡って、まっすぐ奥へ。

左奥の方〜〜に進みます。

こんな大きなねじれた木の下を通って

結構、奥。

ここは、トチニの湯と、奥の湯

2つの浴槽があって、他のお風呂とは違う源泉を引っ張っています。

泉質はとても似てるんですけど、ここだけのお湯なので、貴重😊

ここで着替え。

トチニの湯♨️は 自然木をくり抜いた浴槽です。

長い湯船ですが2人、入れます。

☝️これは、ちょっと長く写りすぎ笑笑

トチニ 奥の湯♨️は、

正方形の浴槽

木製ですが、温泉のカルシウム成分が木を覆い、カペカペに。

木、だよね?という肌触りです。

ここの浴槽が全部の中で一番ぬるかった。


全部の野天風呂に共通ですが、お湯の出る量は少なくて、チョロチョロです。

でも、これが沢山出ると、熱くて入れないかもしれません。

薄い笹色の半透明なお湯で、

宿の露天風呂よりも温泉の香りが強く感じます。

濁川温泉に似た油の混ざった香りです。

肌触りは少し つるすべ感があり、

気持ちよく浸かってきました。

弱アルカリ性のお湯で全身のクレンジング効果ばっちりです。

入りすぎると肌がカサカサになるかもしれないので、湯上がりの保湿は忘れずに😊

臼別温泉 湯とぴあ臼別

せたな町が管理する、無人の温泉。冬季間は閉鎖されます。

結構な山奥へ、ダート道を進む。

北海道、よく見る看板。熊注意。

当然、携帯電話は圏外です。

こーんなに山奥なのに、

しかも夕方なのに、

到着すると、車が!

到着!


臼別温泉 湯とぴあ臼別


神社を思わせるありがたい外観。

台帳に記名し、お賽銭ではなく、清掃協力金100円を投入する。

男女別の脱衣場は、

ログハウスを左右半分に分けて。

水は無駄遣いできませんが、トイレもあります。

お風呂は基本的に、外。

引き戸を開けると屋根が掛かっている所まで半露天風呂状態で、防風でしょうか、透明な板が張られている壁で外側と仕切られています。

▼女湯内側

▼男湯内側

洗い場は無いので、浴槽のお湯をすくい、掛け湯できれいに洗い流します。

壁と岩とで閉鎖感があり、決して広くはありませんが、温泉側仕切りの壁が透明なので、圧迫感はそれほどでもありません。

温度がぬるく、少し淀んだ気もするので、外側へ移動。

▼男湯外側

▼女湯外側

外側の方がはるかにイイ♨️♪

笹緑にうっすら濁ったお湯。

少しツルッとするような触感があって少し鉄の匂いも感じます。

湯気に香る温泉の匂いが外気と混ざって気持ちいい〜。

露天風呂は縦長に広く、岩で囲った湯縁の真ん中あたりにパイプが置かれ、注湯されています。

量はなかなかです!

男女の浴槽を仕切る立派な壁は、昔は無かったそうです。

湯温は熱めの43度。

浴槽の奥側には、男女繋がったスペースがあり、ベンチも置かれています。

そして、木で組まれた柵の向こうには川が流れ、ワイルドな景観。

お湯を引く黒いホースが伸びています。

▼男湯からみた景色。

奥の柵側から見た、

露天風呂の全景♨️


臼別温泉 温泉分析書


男湯には別表のみ、

女湯の方にだけ分析書が掲示されていました。