帯広市 アサヒ湯 (再訪)

帯広市 アサヒ湯
(ピリカイコロユ アサヒ湯)

帯広市 アサヒ湯

地元の人々が足繁く通う。
それだけでなく、道外からもわざわざ訪れる人がいるほど、
知る人ぞ知る大人気の温泉銭湯♨️

私たちも、この温泉に魅了された一人……いや、二人。
何度か伺っていますが、ふとした瞬間に恋しくなり、再訪🙌

▶︎ 2024年訪問の記録はこちら

いつ訪れても人気のアサヒ湯♨️
この日も開店と同時に、次々と来訪客が流れ込んできます。

少し早めに到着し、最近のお話を伺いながら、
開店を待つ時間もまた楽しいひととき😊
いつもありがとうございます。

入浴券は大人2人分。
ピッ♪ と1000円です。(2025.11)

脱衣場はシンプルで、
大きな鏡に水場はひとつ。
鏡と向かい合うように脱衣籠とロッカーが並びます。

 

 

そして浴場のドアを開けると――

駐車場の下から、空気に一切触れることなく、そのまま浴槽へと運ばれる源泉。

加温・加水・循環・消毒、
そのすべてを行わない、
正真正銘の純生温泉。

新鮮なモール泉の中に、
細かい気泡がふわぁ〜っと広がり、
肌を包み込むようにまとわりつく泡泡🫧

浴槽から溢れ出る温泉は、
床全体を覆うほどの量。
この掛け流しの美しさに、思わず見惚れてしまいます。

pH8.9という高めのアルカリ性に加え、
炭酸水素イオン由来の泡付き、
さらにモール質のトリオ。

肌触りは、思わず声が出るほど
つるるん♪

温泉分析書には腐植質の記載はありませんが、
源泉中には腐植質が確認されている、
正真正銘のモール温泉です。

見た目の褐色、
お湯のやわらかさ、
そしてこの独特の肌触り。

十勝らしさをしっかり感じさせてくれる、毎日入りたい!自宅に欲しい!一泉です🙌

※許可を得て撮影しています

アサヒ湯 温泉分析書

ピリカイコロユ アサヒ湯
泉温:42.3℃
pH:8.9
泉質:アルカリ性単純温泉
(アルカリ性・低張性・高温泉)

帯広アサヒ湯温泉分析書

 

ニセコ SHIGUCHI (シグチ) 宿泊

宿泊しないと入浴することができない、ニセコの森にひっそりと佇む、その温泉を目指して!

冬のニセコはスキー目的で海外の方が多く訪れるので、
雪が降る前のタイミングで予約。
ちょうど宿泊前日に雪が降ったので、雪のある景色を愉しむことができました。

なかなかこの施設に関する情報も少ないけど、ご紹介したい一軒となりましたのが、こちら!

ニセコSHIGUCHI(シグチ)

ニセコの森の中にひっそりと、独立した別の場所へ来たかのような雰囲気。
『アートヴィレッジ 』という呼び方が今のところ一番しっくりくるかな。
とにかく素敵な場所です!

SHIGUCHIに向かっている途中、
「入り口が分かりにくいので、【レストラン ソモザ】を検索して来てください」 と、わざわざ電話をいただきました。

確かに、大々的に看板が掲げてあるわけではないので、通り過ぎてしまう人もいるかもしれません。 が、この自然の雰囲気を壊さず入り口から世界観を作っているのは、さすが芸術的なこだわり!

到着すると、敷地の入り口で女性スタッフの姿が。

私たちに気がつくとニッコリ笑って
「私について来てください!」と軽やかにひと言。

『今日は雪が降るくらい寒いのに、そろそろ到着するかもしれない時間から鼻の頭を赤くして、ここで待っててくれたんだね』
ヤダァ可愛い〜 嬉しい〜 素晴らしい〜
そう言ってる間に 「あ、行っちゃう!」 女の子はどんどん敷地の奥へ!
慌てて車を発進させ、見失わないようについて行く私たち。

カーブの先に見えてきたのは、
大きくて立派な三棟の建物。

近くで見ると一棟が大きすぎて、全部で何棟がどんな風に並んでるのか把握するのにちょっとだけ時間がかかった気がします笑

どの建物も、そこに建っているだけで既にアートの気配!

手前が一番大きな建物で玄関が二つ、真ん中は玄関がひとつ真ん中に備わっている建物、そして一番奥の建物は、真ん中で半分に分かれる入り口?エントランスのような場所に、 何かが見える😳!!

大きな、 何あれ! 壺!?

その周りに水が張られて、逆さ壺みたいに映り込んでる✨
壺を陰で見せるなんて! かっこいい…!
だって、一般家庭なら 二世帯住宅の玄関先ですよ。
それが、SHIGUCHI ともなると入り口でさえ芸術🫢

感心しながら、 さてさて、今日泊まるのは、どの建物?

「こちらです」
3棟のうち、真ん中に位置する建物が 今回宿泊をする棟。

SHIGUCHI   火(KA)

手前の建物が「空と風」1棟を半分に分けた2人で宿泊するときは一番広いお部屋。
真ん中の建物が「火」唯一丸ごと1棟貸しのお部屋。
奥の建物が「水と地」1棟を真ん中から半分に分けたお部屋。

車を停めて、まずは荷物を部屋に置かせてもらってから、
チェックイン手続きのために案内された一本道を奥へ。

 

その先に静かに佇んでいたのは、

レストラン SOMOZA(ソモザ)。

こちらが、管理棟となっていて、夕食・朝食をいただく 別棟のレストラン。
レストラン という呼び方とは 随分印象が違います。

自然広がるニセコの明るい景色から、
光を遮る重厚な木造の入り口へ足を踏み入れ……

奥の引き戸が開いた瞬間、目の前に広がったのは、
大きな絵画、芸術っぽい置物。

思わず小さな声で「ぉぉぉ…!」 立ち止まってはゆっくりと見入ってしまう。

古い食器や土器のようなものが作品みたいに並べられた、ガラスの壁のギャラリースペース。
普通の旅館や施設では「売店」「お土産コーナー」と呼びますが、ここでは完全にギャラリー🖼️🏺!
まるで 手を触れないでください というような展示物的な並び方。

こちらです と案内されながら
ガラスとガラスに挟まれたような廊下を進みながら、

窓の向こうに見えるのが、静かに流れる硫黄川。

硫黄川

硫黄成分を含む川だから、その名も硫黄川!とのこと。
どの辺りかは分かりませんが、川のほとりに掘削され湧き出た源泉があるのだそうです。

えーっどこーーー👀 と、
目を凝らして源泉を探そうとしたけど、残念ながら見つけられず🥸

「オーナーが坐忘林と同じの様ですが、源泉も同じですか?」と聞いてみたところ、温泉自体は“おそらく同じ”との回答。(定かではない)

そんな話を聞きながら、もう、ワクワクが止まりません🤗

アンティークな雰囲気のソモザ店内へ。
『こちらでお待ちください』と、中央の丸い大きなテーブルへ案内され、
椅子を引いてもらって着席するも、
周りの様子に興味津々🤩

天然木のテーブル、中央には熊やアイヌの木彫りの作品、
窓いっぱいに広がるニセコの森と硫黄川。

ウェルカムは、点てたばかりのお抹茶と、
スタッフさん手作りの “お茶と栗”の和菓子。

ほろっと優しい甘さで、お抹茶と相性抜群です。 お抹茶がまた美味しい‼︎

そして庶民である私たちにとって 面白かったのがコレ!
顔パックで見るような、小さく固まった白くて丸い物👀なにこれ!
それを、横にある水の穴へ運んでポチャン💦
すると…むくむく膨らんで、

 

なんと、程良く濡れたおしぼりに変身👏👏👏

お茶とお菓子をいただき、チェックインの手続きを済ませると、管理棟の中を案内してくれました。

 

古材の梁、土器や器が並ぶガラス棚、自然光、店内に流れる音楽、空間の静けさ。

雰囲気といい、おしぼりといい、普段あまり触れない特別感が👍

いつになったら温泉の紹介ができるのか?というくらい温泉にたどり着く迄の情報量満載。

まだ受付なのに笑笑

玄関近くにある階段から、靴を脱いで二階へ。しっかりとした木造の階段を踏み締め二階へ上がると

畳を敷いた中央に囲炉裏。仕切りの壁に鉄板廃材を利用した茶室がありました。

 

先程お茶をいただいた一階のテーブル席の真上は吹き抜け。

それを今度は二階から見下ろします。

“SHIGUCHI”という名前は、
北海道の古い言葉で「境界」「はじまり」を意味する“シグチ・シグチュ”から名付けられたものなんですって。
そして、そこに見える、梁を組む時の『しぐち』と呼ばれる加工部分の言葉から、人と人もこの仕口のようにしっかりと強く繋ぎあっていられたらという想いから、この施設の名が付けられたそうです。

シグチがよくわかる梁に使用されていた加工木材

驚いたのは、オーナー様の考えやSHIGUCHIの世界観に深く共感し、それを表現できるスタッフの方々!

こちらの女性スタッフの方はもちろんなのですが、SHIGUCHIとスタッフの皆さまとの在り方そのものが、とても素晴らしいと感じました。

SOMOZA2階 茶室前のテーブル席

 

さてさて!!
チェックインと同時にソモザは満喫したので、いよいよ本日の宿泊棟

SHIGUCHI【火】- KA –

3棟建つ中の真ん中の棟
入り口は一つで、その建物を一軒丸ごと貸切にできる唯一の棟です。

【火】と書いて【か】と読みます。

150年程前に(2025年時点) 何処かで実際に住んでいた農家さんの家をそのまま移設してきたという立派な建物。そこに、デザインを散りばめ、まるで大きな作品のように完成されています。

 

 

大きな窓、高い天井、薪ストーブ、異国のような雰囲気が既に非日常。

 

ダイニング/キッチン

冷蔵庫にはビール、スパークリングワイン、ジュース、ミネラルウォーター、全て自由に飲んでくださいと準備されたもの。

 

食器類やキッチン調理器具も

生活感を感じさせないこのゴージャスな空間は何!? 住みたい!

 

ダイニングの横にある階段を上ると

広すぎる立派なロフト

のフロアからはリビングを見下ろすことができて、

 

置かれているソファがまた特等席。

下に降りて玄関から真正面に見えたガラス張りの椅子が置かれたこの空間は、外。喫煙所のようです!

こんな絵になる喫煙所見たことない👀‼️

ベッドルーム

ウォークインクローゼットは解放されていて扉は無し

所々にあるオブジェのひとつ

 

ここを曲がって奥に進むと

いよいよ!!!!!

SHIGUCHI -KA- 浴室へ🤩

水の流れる音がだんだん耳に大きく響きます

タオルが掛けられている場所は、

(タオルを一度外しちゃってるので掛け方が暴れてます😅)

なんと!パネルヒーターのような暖房器具!

素晴らしい👍✨タオルはホカホカと温かく、使って少し濡れてもすぐ乾く☀️

 

ドアを開けると、正面には

海外ドラマに出てくるシャワー

頭上から降ってくるやつです

手持ちできるホースのシャワーと、頭上固定のでっかシャワー。

カランはなく、シャワーかシャワーの2択ですが🤭

下に出そうとして誤って上から出ると、罰ゲームのように冷水を被ることになるので注意⚠️

ボディソープとシャンプー・トリートメントはSHIGUCHIオリジナルで、フロント棟で購入も可能です。

SHIGUCHI 火(KA) 内湯

内湯の浴槽。

足を伸ばしてゆったり入れる広さです。

湯色はほんのり薄い濁りのあるほぼ透明の湯。 ただ、ニセコのお湯には珍しくアブラ臭の強い温泉!

これはいいお湯に出会った!🙌

源泉温度が56.4度(計測時気温21度)で、湯口の温度が54.3度(計測時気温-2度)。 ということは、ほぼ源泉温度!?すごい!

湯量で温度調整をしていて、浴槽温度は41.8度と丁度良い湯温👍💕

1人でゆったり入れる大きさ。

2人で入ると…小さければいけるか、追い出される事もあるかな?笑

こんな感じです

お湯は浴槽内で手にすくうと軟らかな感触で、肌に滑らせるとキシっと止まる。

肌は何かに守られているようにしっとりが長続きしていました。

 

SHIGUCHI 火(KA) 露天風呂

檜で造られた浴槽の露天風呂は、壁の一部が開放された半露天風呂です。
景色と温泉。絵画のよう。

天井を見上げると吹き抜けて高い!
ここにも『シグチ』がありました。

外の空気や風が露天風呂を抜け、-2度の冷気が温泉の湯気を立たせます。

露天風呂は浴槽上の湯口からと、浴槽内真ん中辺りの浴槽内にも直接流れ込む小さな湯口があります。

 

内湯より幅があり、広い浴槽。

各所にアートが散りばめられているSHIGUCHIの露天風呂では、
湯気と光によって、時間帯により見え方が全く異なります。
雪景色広がるニセコの風景、夜は白樺が主役となって夜の景色に陰影をつくります。
露天風呂の浴場に足を踏み入れるたび、
SHIGUCHIの施設内に飾られている 何枚もの水彩画を見ているかの様でした。

朝は澄んだ透明な空気に緑の中の白樺。朝靄のように重なる温泉の湯気。

 

夕方は陽が落ちた瞬間淡い青色に包まれ、薄暗い中に明るさを出して幻想的に。

SHIGUCHI-KA- 露天風呂

 

夜は黒の背景に光を帯びた枝が静かに浮かんで、湯気がふわ〜っと霞ませる。

これだけアートに囲まれていると、意図せず自分の中のアートが解放される気がします。
「この風景に重ねてさ、例えば温泉を上から細く落下させて、滝から川〜のように見せたりして、温泉の見せ方をもっと立体的にしてアートの一部になったら?」
な〜んて 話しながら😁
ついつい長湯してしまいます笑

これが、シグチの謳っている『ギャラリーステイ』か!と実感🥰

硫黄川のせせらぎと源泉が流れ落ちる音とが響き合い、自然の中に包まれているような心地よさは、至福の極み♨️💕

 

SHIGUCHIの横を流れる硫黄川の沿線にある自家源泉から引かれる掛け流し。

引いた源泉そのままに、消毒も加水も循環濾過も一切なく、生の温泉が注がれています。

浴槽の湯温は湯量で調整しているため、注湯量は少なめです。
温度は気温に影響するため、食事の時間に一度施設の方が浴槽内温度を確認し調整をしてくれていましたが、夜はグッと外気温が低くなり、『寒っ!』と声を出しながら急いで湯船に向かい、静かに浸かる露天風呂は長湯できるしあわせな温度に。

湯口の温度は52度、浴槽内温度は40度でした。

湯上がりは結構長く汗ばむ感じでしたよ。

 

SHIGUCHI温泉分析書

 

♨️ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉


SHIGUCHI -KA- 地下

KAの棟に宿泊する場合、最大8名まで利用できる広さがあり、4名以上の場合は地下のお部屋も開放されます。

2名で宿泊の際は施錠されていて地下エリアに立ち入ることができないのですが、特別に。


一つ目の寝室とシャワールーム前

そして、もう一つの寝室

こちらの部屋の隣には、シャワールームと、

その先には露天風呂が!

照明の不具合でゆっくり見ることはできませんでしたが、ここに浸かって見る景色はまた格別だろうなぁと感じました。

このお風呂に入るためには、あと何名分追加料金をお支払いすれば開放してもらえるのかな?💰😱…なんて考えてみたり… 笑

見学ツアーありがとうございます🙇‍♀️

 

SHIGUCHI  -食事-

SHIGUCHIでの食事は、SOMOZA(そもざ)でいただきます。 受付をした管理棟となっている、レストランです。

🍽 SOMOZA ディナー

夕食は、敷地内のレストラン SOMOZA(ソモザ) にて。

訪問日はほかの宿泊客が無く、食事時はレストランの貸し切り状態。

普段は奥のテーブル席や個室席での食事となりますが、この日は特別!中央のテーブル席に案内していただきました。

着席して最初に選ぶのは、飲み物。

せっかくなので アルコールは ニセコのクラフトビール。
そして、ミネラルウォーターかスパークリングウォーター、どちらが良いか?と聞かれ、スパークリングを。

静かな空間に、グラスの中で立つきめ細かな泡。

キャンドルの灯りと、木彫りのオブジェに囲まれた円卓。
天井の梁、闇に沈む外の森。広い空間に響くBGM
料理が運ばれてくる前から、空間そのものが SHIGUCHI×SOMOZA 。

静かにメニューを開きます。

この日のコースは、料理名に北海道各地の地名が添えられた構成。

室蘭、仙鳳趾、虎杖浜、噴火湾、函館、壮瞥町、滝川、栗山町、ニセコ、安平町。

北海道のあちこちを旅するように、一皿一皿が物語として連なっていきます。

 

最初の一皿は、手のひらに収まるほどの小さなひと口。

スプーンに乗せられたリエットのやわらかな質感。
マッシュルームのサブレでサンドされたリエットは、手で持っていただきます。

華やかな登場の一品目。口の中と目の奥に静かに余韻が残ります。

 

続いて運ばれてきた一皿は
仙鳳趾(せんぽうし)の牡蠣。

昆布だしが泡泡になって、牡蠣を包み込むように埋まっていた一皿。
牡蠣は沸騰させない温度で、そっと火を入れているから、
身は縮まず、芯はとろっとしたまま。

だしは液体ではなく、泡として纏わせることで、
口に入れた瞬間にすっと消えて、旨みだけが残る。

静かで、やさしくて、牡蠣そのものの美味しさが際立つ料理でした。

 

牡蠣の次に運ばれてきたのは、アイナメ。

炭火で焼かれた皮目は香ばしく、身はふっくらとして力強い白身。
下にはナスのコク、そこに燻製のニュアンスと柑橘のゼストがふわりと重なる。

静かな牡蠣の余韻から、
火の存在をはっきり感じさせる一皿でした。

 

次はスープ。

たっぷりのオニオンに、カニの身も贅沢に入った一杯。
上にのせられたパイは、こんがりと香ばしく焼かれていて、
スプーンでさっくり崩しながら、スープと一緒にいただく。

甘みの出たオニオンと、毛蟹の旨みが重なり合って、
体の奥からじんわり温まるスープでした。
玉ねぎは札幌、東区で生産されたもの!

 

次に運ばれてきた一皿は、 海と太陽。

右に添えられているのは、フキのピクルスで仕立てたタルタルソース。
初めて食べたけれど、さっぱりとしていて驚くほど美味しい。
フキをこういう形で使うんだ!と感心。 美味しいぃぃ。
ソースとして添えられているのに、ちょっとずつ何度も口に運びたくなる😍

フキのタルタル

中央は、函館産のマツカワ鰈。(タカノハです)
身が厚く、しっとりとして、ふわっとほどけるような柔らかさ。
皮面のみ火入れをして中は半生状態。その火入れ加減が本当に絶妙で、白身魚の上品な旨みが静かに繊細に口の中に広がります。

 

左は、噴火湾産ホタテのクネルのフリット。
ホタテをムース状にしてから揚げているので、
噛んだ瞬間、ふわっふわ、フワッフワ。
海産物らしさを主張しすぎない、ホタテのやさしい甘さがとても上品。
半分に切って、 二人のお皿に 仲良く半分ずつ乗せられてきました。

海と、太陽。 なるほど。
それぞれの素材が、形を変えながらも美しく調和した一皿でした。

 

ここで箸休め 【龍宝の清涼】

黒葡萄の果肉のみを使ったソルベ。
そこに、きゅっと煮詰めたバルサミコ酢を ススっと乗せて。

ひと口含むと、ひんやり冷たく、さっぱり、すっきり。
果肉だけの葡萄の瑞々しさと、バルサミコ酢の酸味とコクがきれいに重なる。

葡萄にバルサミコ酢。 合うに決まっている組み合わせだけれど、
その「間違いなさ」を、静かに確信させてくれる一皿。

次の料理へ向かうための、心地よいはし休めです。

 

メインのお料理【クンネレラ】
滝川といえば、名産は合鴨。
その合鴨を、しっとりとしたローストで。

添えられているのは、栗山町のかぼちゃのピューレ。
やさしい甘みと、なめらかな口当たりが、鴨の旨みを包み込みます。

ソースは、雉・鴨・鹿のお肉で取った赤ワインソース。
野性味がありながらも角がなく、深く静かなコクがある。

一皿の中に、土地の記憶と命の重なりを感じる。
力強さと繊細さが、きれいに釣り合った一品でした。

一緒に添えられてきたのは、

〜縄文パン〜

そば、そばの実、きなこ、ごま、長芋、くるみ、蜂蜜、どんぐり。
素朴で力強い素材だけを使った一皿。

縄文時代に使われていたであろう形を模した器にのせられて、合鴨のローストと一緒に運ばれてきました。
香ばしさ、甘み、滋味。 焼きたての香ばしさ。
食事の時間に合わせてちょうどよく焼き上がるように準備してくれたそうです。

そのまま頬張り、後からは赤ワインソースを少しつけていただきました。
素朴な素材の香ばしさに、ソースの深いコクが重なり、
縄文の大地と、今の料理とが静かにつながるように感じました。

 

食事のように運ばれてきたデザートは
可愛らしいお花が飾られた ニセコチーズ工房のブルーチーズと柿のピューレ。
カリッコリのちょっと硬いサブレに乗って 3口くらいでいただきました。

使用されているブルーチーズは、
ニセコチーズ工房の「空(くう)」。

青黴が強すぎず、でもしっかりとブルーチーズらしさがあり、
とてもやさしい味わい。
美味しくて、いつも買って食べている大好きなチーズです。

そのブルーチーズに、柿のやわらかな甘み。
そして、白ワインのゼリー。 素晴らしいデザート! と思いきや。

最後の一品、冷たいデザートです。

フルーツほおづきのソルベ。

ミニトマトに似た、食用のほおづきの実を使い、
甘味は一切加えず、フルーツほおづきそのものの甘さだけ。

一度、余市で売られていたフルーツほおづきを食べた事があります。
そうです。あの、ほおづき! 皮を剥いて開くと 羽子板で打つハネのような形になって、そのまま実をパクッと。 甘くて美味しかったのを思い出しました。

そこに添えられているのは、
北海道産のパッションフルーツで作ったソース。

つぶつぶとした種の食感が心地よく、
甘酸っぱさが口の中に広がりながら、
食事の最後をすっきりと締めくくってくれるデザートでした😊

この日のコースは、北海道の 海・大地・風・命を、料理という形で静かに辿っていくような、食の北海道 フルコースというような 北海道各所・各名産品を堪能できる素晴らしい食事の時間となりました。

全て、北海道の地産地消。その拘りが素晴らしい! 道外からの方達だけではなく、北海道民としてもとても喜ばしく誇らしい、絶品のコース料理でした。

食べ終えたあとに残ったのは、 満腹感よりも、満足感。
忘れられない一夜を、ありがとうございます。

 

🍽️SOMOZA 朝食

朝食は、そもざの奥にあるテーブル席にて。

明るく開放感があり、天井が高く空間も広い。

一人ずつ、洋食・和食をそれぞれ選びました。

朝食:洋食
朝食:和食

メニューはこちらです

洋食
和食

共通するのは、食前のしそジュース、季節の小鉢、季節の温野菜、玉子焼、お新香、季節のフルーツ、フロマージュブランとグラノーラ。

スライドショーです

スライドショーには JavaScript が必要です。

 

和食のご飯は、鷹栖(旭川)のゆめぴりか(北海道の美味しいお米!)と雑穀のご飯を土鍋で炊いて。

これが、ものすごく美味しかった! 雑穀米は硬いイメージだったけど、全然硬くなく、ふっくらしていて、穀物の素朴な味がしっかりと。毎日食べたい。

全粒粉のトースト

洋食のパンは、全粒粉を使ったトースト。
石焼きトースト? 石焼きパン?
焼いた石の上にトーストされたパンが乗っていて、
食べている間に冷めたり硬くなったりしない。 ずっと程よいトースト加減。
この出し方は素晴らしい✨
家でもやりたいけど、自分でやるにはちょっとめんどくさくて現実的じゃない笑

 

かいわれや花野菜が添えられて、華やかに。
笹の葉で包まれた玉子焼きも絶品でした。

和食には、いくらの小鉢も。

朝食も本当に美味しくいただきました。朝からお腹いっぱい。完食です。

フルーツは柿とシャインマスカット。
フロマージュブランとグラノーラ。

それに、食後の飲み物は コーヒーと カフェラテを。
ラテアートもしてくれるの!? 温泉マークにできる!? との無茶振りに
「ラテアートはやったことがないけど」と言いながらも、
作ってみます! と応えてくれた 温泉マークのカフェラテ。 嬉しかった😊

にこにこと感じよく、素敵なスタッフさん勢揃いのSHIGUCHI。
宿泊中、気持ちよく過ごせたのも、この方達のおかげです。

 

次の記念日にも、また来るから絶対に居てね!と約束をして。
SHIGUCHI 滞在、何泊もしてみたいなぁと 余韻を残しつつ、SHIGUCHIを後にしました。

アートにも目覚めた ちょっとリッチな私たちの温泉旅行。
イメージ的には温泉旅行というより、贅沢旅行。 最高でした😊

川汲温泉 明林荘 (2025再訪)

道道83号を挟んで山側に小さな駐車場。道路を渡るとすぐに入り口があり、階段を降りていくと、川沿いに建っているのが「明林荘」。

 

建物の手前に小川。

川のせせらぎを聞きながら橋を渡ると、右手に玄関があります。

明林荘 入り口

左が女性、右が男性の入り口。

昔ながらの引き戸の玄関。
久しぶりですねー、ばーちゃん元気かな!ん? 何か貼り紙が……。
「女性方戸がきちいので、男性の方よりお入り願います。よろしく。」“きちい” って🤣 ばーちゃん!元気に営業中だと認識して、くすくすくす🤭と笑いながら、
男側からね、ばーちゃん😄

明林荘  入館!

料金・営業時間の掲示。年中無休、朝7:30〜夜9:00。

ただし、今は18時頃までしか開けていないそうです。(2025年10月訪問時)

 

玄関を開けて「こんにちはー」と声をかけると、どこか遠くからばーちゃんの声が聞こえてきました。
いつもは女湯のソファにいることが多いばーちゃん。姿は見えません。
『こーんにーちは〜〜』
「〜〜〜!〜〜〜○×△***!」
あらっ、声聞こえたよね👂入浴料を先に払いたいのですが、居ないのでまた声を掛ける。「入るよー! いいかーい!」

 

「〜〜〜!〜〜〜○×△***!」

あれ?誰かと話してるのかな?というくらい、ずっと聞こえる話し声。耳をすますと、「よく来てくれたなぁ〜! 遠くまでなぁ! やいやいや、ほんとになぁ!」って、ずっと声が響いてる。服を脱いでもまだ声は止まらない。中で誰かと話してるのかな笑

 

明林荘 浴場

男湯 階段から見下ろす浴槽

誰もいません。天井高い浴場の空間に、お湯の音が響く…よりも激しく、ばーちゃんの声が響く笑

 

その時、女湯では

 

きっと誰かお客さんとばーちゃん、お話ししてるんだな。カメラは諦め脱衣籠を床に置いて、お風呂場の方をのぞくと──ばーちゃん、 ひとり‼️🤣ずっとひとりで喋ってるのかーいっ‼️笑しかも、よく見ると…… ん? 何してんの、ばーちゃん。「今な、米研いでんだ!」

お米‼️  温泉で⁉️🤣🤣🤣

その後、ゆっくり温まれよ〜と言いながら去り行くばーちゃん。

いつもありがとう😊

 

湯に身を沈める

無色透明、やわらかいお湯。タイルと光のレトロ感も好き。
肌に触れた瞬間の“つるっ”とした感触。すべすべです。

お湯は無色透明でやわらかく、アルカリが高い単純泉。

いつ来ても変わらない、この感触🥰

と思いながら体を沈め、お米を研ぎ終わって喋りながら去っていくばーちゃんを思い出しながら、何となく面白く嬉しく一人でニヤニヤ😁

湯気と浴場に響くお湯の音。体の中の水までめぐり直すみたい。
アルカリ性単純温泉は、体内の水の流れを動かして整えてくれるような働きがあります。 アルカリ成分や温熱効果により、だるさや疲れが抜ける実感を与えてくれるので、入浴後に体が軽くなるような気がします。

明林荘 温泉分析書

川汲の山の中に静かに佇む明林荘。

暮らしの中に湯があって、ばーちゃんとお湯と、時間がいっしょに流れているところ。

ばーちゃんと明林荘、元気に長生きして欲しいです😊

厚沢部 意養温泉源泉(いやしない)

厚沢部町 山の中の 道沿いに
源泉が流れ落ちている場所があります。

厚沢部 意養温泉源泉
(あっさぶ いやしない おんせん げんせん)

温泉マニアには有名な場所。
私たちが訪れた時も、レンタカーに乗って立ち寄り、
源泉を浴びている人に出会いました♨️

ここは、蛾虫温泉(がむしおんせん)の源泉場所付近。

 

湯量が多すぎて、うまく汲めません。

 

湯温は30度 夏にはとても気持ちの良い温度!!

弱〜〜い塩味と 鉄の味。

成分量は152mg/kgと少な目で、pH3.67  弱酸性

蛾虫温泉の分析書ととても似ています😍
これが、消毒なしの生温泉!🙌
とてもスッキリする、いいお湯でした〜!

 

 

余談ですが、 なんと、カマキリも発見!!
さすが、道南には、普通にいるんですね。
(カマキリは最北端が北海道南部と言われていて、札幌には居ない)

近年、温暖化の影響か、少しずつ北上しているようですが🫢

 

八雲 金婚湯(廃湯)

八雲にある温泉で有名な「銀婚湯」 その手前にある「金婚湯」。

金婚湯 とは地名らしく、なぜ「湯」とついた地名なのか、
気になって、行ってみました。

橋を渡って行くと、集落となっており、宅配便や郵便屋さんも行き来しています。

調べると、かつて魚住医院という病院の中に療養を目的として温泉が引かれていたそうです。

今はその施設も無くなり、ひと区画、数軒の住宅が並ぶのみ。

ぐるりと周っていた時!!!!

「温泉だ!!」

どこ??? 😵

ほら!!

 

あそこ!! 奥!!!!

 

 

ほら!!!!!!

 

急いで行ってみると

八雲町 金婚湯

わぁぁぁぁ!!!!!!

大量に温泉が流れ、川のようになっています

 

その先を辿ると、

滝のように落下する温泉と、析出物からなる芸術が!!

 

入ってみたい!!
入ってみたいけど!!!

70度〜〜〜!!!  これはやばい😅

芸術の先へ行って測ってみたら

   

こんな先でも 59度!!!  全然だめ🤣

 

実は、ここの温泉、
自然湧出ではなく、廃湯(捨て湯)なのです。

 

源泉槽は、近くにありました。
ここから真っ直ぐ、お湯を外に。

 

にしても、勿体無い!!!

成分豊富な、良質の温泉が!

近隣の住宅には、温泉が引かれているのかなぁと想像しながら、
湯気を浴びる温泉浴を いただいて来ました🥰