北海道の西にある離島のひとつ、奥尻島に渡り


見てみたかった場所に行ってきました!
奥尻島 フェリーターミナルの反対側の位置、車で約20分。海岸沿いに走ると40分の場所です。
そろそろかなぁと海の美しさに目を奪われている中、突如!
『あ!あった!』

【幌内温泉跡】ほろないおんせんあと

なんという温泉タワー!
析出物で覆われすぎて原型がわからない

この見た目からも、温泉の力強さが想像できます。
奥尻の古地図によると、1850年代にはすでにこの場所に「ヲンセン」と記されていたという、古くからこの地に眠る温泉。

かつては共同浴場として地域の人たちに利用され、その後は国民宿舎「幌内荘」の温泉として、多くの人がこの湯に浸かっていたそうです。
叔母が、「昔泊まったよぉ。いい温泉だったけどねぇ。」って言ってた。 いいなぁ!

当時の幌内荘 イメージ
※当時の写真や資料、現地の地形などを参考に作成したイメージイラストです。実際の景観・建物を完全に再現したものではありません。
現在、建物はなくなりましたが、温泉井戸は残り、今もなお温泉が湧き出し続けています。
湧き出しているところを、もっとちゃんと見たい✨
車の上から観察👀


おおおおおお!
ブシャッブシャッと吹き出しながら湧き出てる🤩
素晴らしい✨
小人になってここに浸かりたい♨️

サラサラと、そして時折タプッと量が嵩んで流れ続ける温泉。
析出物の表面には、まるで加工したかのようなキラキラとした光の反射✨

析出物にそっと触れてみると、見た目ほどカチカチではなく、かといって指がめり込むような柔らかさでもない。
押すと、分厚く重なった層がわずかにたわむような、不思議な弾力があります。
職業柄の表現をするなら……
何層にも分厚く重なって固まった塗膜を、指でグッと押したような感じ🤣

伝わりにくい笑
そして、
どのくらいの温度かな、と計ってみたら、

おぉ……上がる上がる。
45、47、48…… 53.3度!🌡️

湯量が少なく、湧き出し方も一定ではないせいか泉温も微妙に上下しますが、今回の計測最高値は53.3度。
これだけの析出物を作りながら、今もなお50℃を超える湯を湧かせ続けている幌内温泉。
いったい、どんな温泉なんだろう🤩♨️
調べてみると、平成17年度(2005年度)に行われたJOGMECの調査に、幌内温泉の詳しい分析結果が残されていました。
泉質は、
ナトリウム-塩化物温泉♨️
溶存物質は、15.3g/L!!
なかなか成分たっぷりの温泉です🤩
そして気になるのは、やっぱりこの姿。

2005年の調査報告書に「井戸の坑口装置には、炭酸カルシウムスケールが積層して付着」と状態が書かれていました。
2005年、その時すでに、
「積層して付着」って🤣
今から20年以上前の時点で既にモリモリだったんだ!
湧いて、流れて、析出して、またその上を温泉が流れる。
それを何年も何年も繰り返してできた、今目の前にあるこの温泉タワー🤩♨️
たっぷり観察して、触れて、温度を測って。
見てみたかった幌内温泉を存分に楽しみました♨️
大きな被害をもたらす自然の力と、温泉という恵みをもたらす自然の力。
これからも、ずっと湧き続けていてほしいな♨️
いつかまた、来てみよう。
幌内温泉 温泉分析参考資料















































