養老牛温泉 湯宿だいいち(中標津)再訪

何度も行きたくなる、とっても素敵な温泉宿。
カップルでも楽しむことができます😊


養老牛温泉 湯宿 だいいち


※撮影許可をいただいています

開業当時3軒あった養老牛温泉ですが、現在では1軒の温泉施設となった湯宿だいいち。

開業当初は、朝晩のご飯を少し作って出していた小さな旅館から始まったそうです。
番頭さんがお客さんを連れてきてくれたので、美味しいご飯を出して、来てくれた人を大事にして、沢山お客さんが来てくれるようになったと 以前訪問した際に会長が当時を語ってくれたことを思い出します。

今では閉業となってしまった他の施設と棟をつなげ、一軒の大きな施設と進化しながら、現在では国内温泉施設における「〇〇ベスト10」の色々な部門で一位に選ばれるほど、
来訪者の心を掴む素敵な温泉施設となっています。

※現在、日帰り利用はなく、宿泊のみの受付となっています。

玄関で荷物を預かってもらい、靴を脱いでロビーへと向かいます。

案内された席へ着いての受付。
とても丁寧です。

立派な天然木が多く使われていて、大自然の中の雰囲気にぴったりです。

 

フロントの奥には囲炉裏を囲むソファや、外の小鳥達を眺めながらくつろげる4人席のカウンター。
素敵ですね。

すれ違うスタッフの皆さんは、にこやかで、とても温かな印象の方ばかりです。

お土産やさんには だいいちオリジナルのバスローブも売っていましたよ。

 

 

はい! それでは、

大浴場をご案内しましょう。

玄関からロビーラウンジに向かって左へずーっとずーっと進んでいくと

正面が『男ゆ』  右が『女ゆ』

露天風呂レイアウトの関係で、男女の入れ替えはありません。

 

使い捨ての ヘアキャップ、ヘアクリップ、ブラシ、カミソリ

 

脱衣場にはロッカーが置かれ、施錠できるようになっています。

ウォーターサーバーも置かれているので、入浴前、入浴後に水分補給をしましょう。

 

お!👀 ドライヤーはダイソン!

化粧水やミルク、クリーム、ヘアトニックなど 色々置いてありました。

 

楽しみ楽しみ♪

内湯と露天風呂、サウナ、混浴露天風呂があります😊♨️

 


湯宿だいいち大浴場


男女内湯は反転されたレイアウトです。

全体に木造で、高級感のあるイメージの大浴場。

窓側の浴槽は高温湯(42℃)

 

中央は寝湯(39〜40℃)

脱衣場側はぬる湯(35〜37℃)で、打たせ湯があります。

窓側の浴槽は陽が差し込み明るく、窓の外の景色は四季折々。湯浴みが楽しいです。42℃の高温湯と言っても、日本人の平均快適温とされるのは41.5℃。熱すぎる訳ではなく、気持ち良い〜温度ですよ♨️

湯縁から溢れ出て床一面に温泉。

こちらは掛け湯用の大きな水瓶。浴用ではありません。

夜の光が壺に陰影をつくり、存在感を引き立てています。

洗い場は個別に仕切りがあり、お隣が気になりません。

 

シャンプー・コンディショナー・ボディソープは設置されていました。

 

そして、前は無かった‼️

窓側の壁に 選べるシャンプー🤭💕

サービスが進化してます


露天風呂

男女とも、大浴場から出てすぐに露天風呂があります。

横長の浴槽は石造りで、湯口付近の湯温は熱めです。

混浴露天風呂の上に位置しており、大きな石に囲まれた女湯の露天風呂からは その向こうの川は見えませんが、木の枝に積もる雪の白と空の青が 光を浴びてキラキラ✨

とっても綺麗でした。

 


男性 露天風呂


混浴露天風呂と並んで造られている男性露天風呂

露天風呂自体が川の水位に近いため、自然の中に溶け込むような、なんとも貴重な環境の露天風呂!

川の音が大きく耳に届きます。


女性 露天風呂

女性も川が見える浴槽がありますよ。外に出てサウナの方向へ。

奥へ奥へ進むと、あらっ!また壺🏺

これは、完全にオブジェ。

昔は 『大一』 だったんですね。

壺が置かれた左側を見ると

寝湯がありました。 3人分。

一番奥の川側角に湯口があるので、奥の席が一番高温です。心地良くてついつい長居してしまいます。

 


男女各露天風呂

露天風呂には、他にもいくつか。

自然木をくり抜いた、一人用の湯船も! ゆっくり入れる少しぬるめの

天然木寝湯(男湯)

 

丸太風呂(男女)

男湯丸太風呂
女湯丸太風呂

 

長方形型ぬる湯(男女)

ぬる湯は、ぬるくてなんぼでも入れる!半身浴用か、寝湯なのか???

 


混浴露天風呂


混浴露天風呂は、男湯側は川沿いのお風呂と並ぶように自然に配置されていて『あ、ここ、混浴?』という位自然と入れる場所にあります。

が、女性側は、『ここから混浴』と教えてくれるドアがあり、湯浴み着を着用していても、何となくドアを開けるには『行って良いのかな』と思ってしまう😅

この先は階段を降りて行かなくてはなりませんので、夜は、特に冬場は❄️ 足元に注意です⚠️

昔は氷の坂道を素足で歩く様な険しい道のりでしたが、今はお湯を流してくれています。 それでも、真冬のマイナス十何度ともなると、凍ってきてしまうので、気をつけて!

そして、ようやく到着した混浴露天風呂は…

✨✨素晴らしい✨✨

露天風呂と川がこんなに近い!と感動🥹 女性はここまで来ないと川に近づけません。

お風呂の方が川より少し高い位置にあるので、ちょっと見下ろす感じです。

湯浴み着はフロントで1着のみ無料で借りることができますよ。

最高です♪


サウナ

サウナは男女とも、大浴場と露天風呂横に造られています。

特に、露天風呂にあるサウナは、温泉水を使ったロウリュに包まれる、とても珍しく貴重なサウナ🧖

サウナに入りながら見るのは、テレビではなく、川と景色。

温泉好きの方にもサウナ好きの方にも、最高ですね!!


札幌からは、なかなか簡単に行ける場所ではないかもしれませんが、一度は行ってみたい温泉宿!

カップルでの旅行、大切な人との記念日、家族旅行、年に一度の贅沢

などなど、

宿泊で、是非😊 おすすめです。


養老牛温泉 湯宿だいいち

温泉分析書


 

 

長万部温泉 旅館 昇月

北海道の地名で、読みにくいのに結構読める人が多いっぽい『長万部』

長万部と言えば、駅弁のかにめし が有名ですが、

温泉も♨️見逃せません!

 

長万部温泉 旅館昇月

長万部温泉で1番好きな宿💓

理由は源泉に1番近くて湯量もたっぷりだから!😍

そして女将さんも素敵です😊

 

長万部温泉を調べると、この近隣の宿はみんな同じ源泉を引いて利用しています。

元々、温泉が湧き出た時に旅館として始めたのが8軒の宿。昭和30年からの歴史です。

現在使われている源泉が、ここ!

ちょうどこの裏手にあるのが昇月さんと四国屋さん。

どっちが源泉に近いかなぁ〜?と見比べても、どちらが近いかは微妙!わからないっ!

だけど なんてったって昇月さんは湯量がダントツに多い👍✨

更に、女将さんにお願いすれば湯温を湯量で調整してくれます😆

外にある配管の開閉を僅かに調整する加減が、僅か過ぎてスゴイ!

これはね、湯守さんじゃないと、触っちゃいけない。

長万部温泉の旅館は全てこの源泉 R2号を使用しているので、実はどこの施設でも泉質は一緒です🙌

入浴前に、誰も居なかったので、男女浴場それぞれを案内してもらいながら撮影させていただきました😊

 

 

女湯から!

脱衣場は、そう広くはなく、

 

 

タイル張りの室内と浴槽に透明な淡黄色のお湯が惜しげもなく流れてる!

ん〜!いいにおい

お湯をすくって直接嗅いでみると、

先ずは鉄のにおい、そして、

アブラのにおいがちょっとだけ鼻を刺激します。

新鮮なお湯が送られてきているので、肌には泡付きも見られます。

湯温は、43.2度🌡️♨️

浴槽内のどこで計っても43.2度!笑

少し熱めの気持ち良い温度です☺️

 

次は男湯です!

でかっ!😳!

女湯の浴槽の倍以上ありそうな広さです。

窓からは源泉棟が見えています!

あそこから地下を通って、この湯口に運ばれてきてるんだなぁ〜と眺めながらの湯浴み😊

地球から溢れ出てくる温泉の恵み♨️

そんな想像ができるとまた、とても有り難〜く感じます。

 

はいっ、ここからは、長万部の歴史を少し簡単に📖👩‍🏫
興味のある人だけ読んでね❣️

昭和30年2月12日

長万部町で天然ガスを発掘しようと掘削した際に出たのが、R1号💨

温泉が出るなんて思っていなかったので、町の人が集まって催し物の真っ最中に 『温泉が出た‼️』と大騒ぎになったのだとか笑

最初は自然湧出で、大きな野湯のような状態から始まって、温泉施設が建設され、浴用利用されるようになったんですって。
昭和51年3月までの21年間にもわたる長い間、休む事なく出続けたR1号の無臭の透明な温泉♨️
浸かってみたかったなぁ〜

泉質は強塩類で、海水🌊の半分くらいの塩分濃度だったんですって!😲

そしてR1号掘削の翌年の昭和31年、町で天然ガスの採取を増やす為、2本目を掘削した時に出たのが、

天然ガスだけではなく、

温泉と 原油!

これが、現在利用されているR2号泉✌️です。

この時、原油は予期せず出てしまったので、最初はガスと原油と温泉の分離をするのがどうやったら良いのか⁉️って大変🌀だったらしいっ😱

でもその後、天然ガスと原油・温泉の分離に成功🙌
温泉として使ってみよう!と利用を始めてみたものの…
淡黄色 澄明な温泉に油臭さが残って、〝無臭透明”じゃないR2号泉は、
「なんだこの臭いお湯は!」と言われて、みんなが大好き無臭のR1号泉とは違うものだから、残念ながら町民には受け入れられず😞
しばらくの間、ガスのみの利用になってしまったそうです。

でも、 でも!!
その時受け入れられなかったR2号が!

今の長万部温泉の源泉なのです🥹✨

長万部温泉独特の匂いは、
納得の歴史でした🫡😁❤️

ちなみに少し前にニュースになった長万部の水柱!覚えているかなぁ〰︎あれは
使っていない昔の抗井に天然ガスが溜まり噴き出したそうです🫣

おしまい❤️

 

長万部温泉 温泉分析書

ナトリウムー塩化物温泉(高張性弱アルカリ性高温泉)

 

 

相泊温泉

日本最北東端の野湯!

相泊温泉

札幌からノンストップで寄り道せず、

高速を使って、450kmの道のりを

車で走ること6時間半!

海岸にある、ほぼほぼ海の中!?という野湯ですが、毎年暖かい期間限定で、地元の方や訪れた人が入湯できるよう、石や海藻などが掃除され管理されています。

ここは世界遺産地域!いつかは入湯してみたい憧れの野湯のうちの一つである相泊温泉に、ようやく入ってきました🥰

前回、前々回は、天候が悪く全然ダメだったので、ようやくです!

が!!!

当日未明の高波で1人しか入れないほど、砂利だらけに‼️

うわっ、無くなった!!🤣

前日までは昆布だらけで人が入れるくらい充分深かったのですが😓

様子を見ていると、少し波が引けてきたので…

よし! 入るか‼️

海水まみれだった浴槽内の水温が少しずつ上がってきました。👏

元々、熱くてそのまま入ることができないほどの高温湯ですが、

海水掛け流しで火傷はせず👍笑

危うく入湯できないところだったけど、やっと来れた相泊😆🙌

たまに海水を被りながら北方領土を眺められる野天風呂!🪨
野生味溢れる温泉に感動🥰🥹

それにしても、 …浅っ!笑

満潮のたびに海に隠れる温泉なので
入る時季、時間、人がいない時を探すのも又楽しみです✌️

北海道に居ても、なかなか来れない知床。またいつかお邪魔します〜!

小清水町 原生亭温泉

斜里郡小清水町。
知床半島から網走に向かったあたりの場所

知床から移動中に立ち寄ったら、すっかり日が暮れて
道中の夕焼けは綺麗だったなぁ!

 

私たちが知る限り、北海道内、
循環・消毒無し源泉かけ流し温泉の中で、腐植質の量ナンバーワンの温泉!

原生亭温泉

立ち寄り利用のみで、地元の人が銭湯利用している老舗の温泉。

午後1時より営業です。

湯銭を払い、早速浴場へ!!

脱衣場には三段の棚に脱衣籠が置かれています。
ぱぱっと着替えて、入ります!

 

 

浴場に大きく浴槽がひとつ!

ドーン

 

お湯、黒っ!😳

色を見ただけで圧倒されます。

洗い場はありますが、石鹸類は持参してくださいね!🧼

さて! 体を清めていざ!!

モール全開の、つるつるを超えた、ぬるぬる浴感🫧

エキスがスゴイのか!? この黒さはただものじゃない。

お湯が黒い理由は、モール!!
植物エキスを沢山含んでいるから黒いのです。

モール温泉とは、
遥か昔に地中に眠った植物が地熱で炭化して地層となり、その層を通り抜ける時に天然の植物エキスを拾って出てきた温泉のこと。
だから、植物由来の有機物が温泉効果と融合して、相乗効果を生み出す素晴らしい温泉なんですよ!✨

 

定期的に湧き上がる源泉と、それに伴って浮かび広がる泡泡泡

 

さわーーーっと どばーーーーーっと 流れていきます。

…にしても、熱い🥵 これは やばいっ!

いつもはもっと入りやすい温度らしいです笑

汗だく必至ですが、普通に入ります!!

 

モール泉を表す腐食質の量は、生の源泉掛け流し温泉施設の中で道内最強か!

トォ〜っても素晴らしい温泉でした。

 

【原生亭 温泉分析書】

ナトリウム–炭酸水素塩・塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)

 

 

羅臼町 瀬石温泉(セセキ温泉)

日本の最東端 知床半島の羅臼町(地図で見ると南側)

むか〜しむかし、堀内市太郎氏が 海の中に天然温泉が湧いているのを発見。

入浴できるよう石で浴槽が造られ 守られ続けている場所。

それが、こちら!

瀬石温泉(セセキ温泉)

 

到着すると目の前に駐車場。

有名な温泉なので観光客など多く訪れますが、
地元の人が管理してくださっています。 マナーを守り綺麗に利用させてもらいましょう。

 

冬季は入ることができず(寒すぎて危なくて💦)
夏場でも満潮になると姿を消してしまう 幻の温泉。

海水に埋まる瀬石温泉

 

真冬の瀬石温泉  奥に見えるは北方領土

 

埋まっていませんが、 しっかり 海の中にあります!

大きな石! …岩!?🪨🪨を積んで、 二つの浴槽が造られています。

 

訪問時、今季最後の!というタイミングでした。

ちょっと高波気味。

右側の浴槽はちょうど良い湯加減で、

左側は海水が入りこみ、ぬる冷たい温度でした。

 

湯底からぷくぷく🫧 手を当てると温かい♨️

天気が良いと北方領土が見える 🗻❗️👀

何度か訪れましたが、いずれもタイミングが合わず!

そして、訪問客が多いため、人が居ない隙に入るのは至難です!
でも、水着などは着用せず、温泉を肌で感じ堪能しましょう。

一度は行ってみたい、入ってみたい、
憧れの温泉のひとつ瀬石温泉の入浴♨️ 🙌
ようやく実現できました😊